世界遺産である和食のススメ!
ユネスコ無形文化遺産に和食は登録されている
「和食」が世界遺産に登録されているのを知っていますか?
こう街でインタビューすると知っている人は知っているし、知らない人は知らないといった感じになります。
つまりは関心のあるないに分かれるのです。
でも、日本人である私達がこのことを知らない人がいること自体、寂しくなります。
またある調査では、外国では、自分の国の都市名をたくさん言える人が多いですが、日本だと言えない人が多いそうです。
それが何から来ているとかというと、愛国心の違いではないかと言われているのですから、日本人として日本を愛している人が少ないと言われているようで頭を抱えたくなります。
日本でパン食人口が増えている背景
昭和20年、戦争に負けた日本には、アメリカの小麦粉が大量に入ってきました。
戦争に負けたのですから、大量に輸入しなくてはなりません。
大量に小麦粉が消費されるように仕組まれました。
その為、学校給食にはパンが登場してくるのです。
でもその小麦粉は、精製されて栄養価がほとんどないものでした。
今でも白い小麦粉には栄養価がありません。
白い砂糖がそうであるように。
また出稼ぎ、共働き夫婦が増え、和食を作る時間にパンを焼いて、ジャムを用意して。。に朝食だけ見ても変わっていってしまったようです。
食生活が変化して日本人の体が悲鳴をあげている
食生活の変化と共に、生活習慣病などの病気が増えてきました。
生活習慣病とは、糖尿病・脂質異常症・高血圧・高尿酸血症など、生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称ですが、生活習慣病の人口はどんどん増えていますね。
生活習慣病は昔は成人病と呼ばれていました。
ですが、1980年代から若者でもなる人が増え、今は子供も生活習慣病になるので、名前を変えました。
これらにも食生活は大きく関与していると言われています。
生活習慣病は砂糖、塩、油の摂り過ぎと言われています。
砂糖のSugar、塩のSalt、油のOilの頭文字をとって、体のSOS!という学者もいます。
やはり日本人には和食があっている
和食の良さは、お米と味噌汁だけでも「完全食」に近いと言われているところです。
正式な「完全食」になるのには、お米は有機米や玄米や雑穀米がお勧めですし、そのお米も本物の有機米は少ないですし、無農薬でないと意味がありません。
そしてぬか漬けもお勧めですが、そのぬかも農薬や化学のものに汚染されているものが多く、無農薬有機栽培のものがいいというように、徹底している人もいます。
徹底できればそれがいいですが、徹底するのには、かなり大変な状況ではあります。
徹底できないとしても、それでもパン食ばかりになるよりは、和食中心にしていくだけで、ぐっと栄養が体の中に入ってきます。
パン食でも、米粉を使ったり、体にいいものを入れているところもたくさんありますので、そういったものを選ぶ目は養いつつ、何も大層な立派な和食料理を作るのではなく、一汁一菜主食(白米や玄米や雑穀米)に、汁もの(味噌汁 等)一品と、菜(おかず、惣菜)一品を添えた日本における献立の構成、いわゆる粗食を目指すことが大事かなと思います。
折角日本の和食が世界遺産になっているのですから、和食を大いに食べましょう!