古い考えはエネルギーを滞らせ、物事がうまくいかなくなる　

私の仕事関係の会社では、イベントを時折開催します。

今回はホテルに集まり、健康講師をお呼びして講義をしたり、
製品の説明をしたり、夜は着席のパーティー風にしてみんなでお食事をします。

そのお食事なんですが、今回、私の知人が、マクロビのお料理の先生ですので
マクロビを対応してもらえるのか、お問い合わせがありました。

マクロビは大まかに言うと、肉、魚、卵、乳製品等がダメで、
米、雑穀、野菜、豆製品が大丈夫という感じです。

会社はホテル側と話してくださり、ホテル側は今迄、
そういったことを対応したことはないですが、
考えてみますとおっしゃってくださいました。

そしてメニューが提出されました。

それを間に入った会社の先輩が、開催間際になって、
「アレルギーならまだしも、マクロビにして欲しいなんて、常識がない」
「会社のスタッフ全員が常識がないと言っています」と言ってきました。

私はこの先輩がまた大げさに言っているのはわかりました。
会社のスタッフ全員がそんなこと言うはずないです。
みんな忙しくて、自分の担当以外のこういう問題にまで関与するはずがないんです。

それにこちらは、ただ、
「マクロビに対応はできますか？」とお伺いをたてただけなのに、
ダメなら、最初からそう言ってくれればいいのに。
ホテルも考えてくれて、今更になって。。。

これはどういうことなんでしょうか。

分析してみるに、先輩も最初は受け容れたが、いつもと違うイレギュラーなことに
担当者と自分とホテルに手を煩わせたと、だんだん腹が立ってきて
ダメという感情が急激に起きてきたんだなと思いました。

この先輩は以前はキラキラしていて、輝いていて素敵でした。
憧れる部分もありました。
もちろん仕事もできました。

でも最近は、仕事も全くやっていなくて、そのことをあちこちから指摘されています。

最近の先輩の様子を見ていると、
古い考えに固執し過ぎていて新しいものを受け容れてないから
こんな風にエネルギーが滞ってしまったんだと思います。

私はマクロビではないですし、それがいいか悪いかもわかりませんが、
世界ではマクロビの人も増えています。
マクロビとヴィーガンは違うようですが、
ヴィーガン人口も年４％増え続けているといいます。

東京駅のビーガン専門の店の横を通るときがたまにあり、
絶えず、外人さんが出入りしています。

ディズニーランドそばのホテルでもそういう利用者さんは今後も増えるのではないかしら。
だからといってマクロビに絶対対応しなくてはおかしいとかそういうのではありません。

私が言いたいのは、ダメなら「ダメなんだよね。。」と最初から言えばいいだけなのです。
それを後から、こちらが悪いと、全員が言っていますと言ってくることに
エネルギー化していない、物質的な重さを感じ、嫌になります。

いろんな人がいて、エネルギーは絶えず動いているので
頑なに批判したりするのは時代に合わなくなっています。

自分は起きてきたことに対してどういうエネルギーで対応していこうかと、
もっと軽やかにエネルギー対応をしていけば良いのだと思います。

エネルギーは物質の様に重たくはないので、
良い具合に溶け合っていくこともあるのです。

先輩の言うように、「みんながこうだ！」とか、これが常識だとか、
そういうことばかり言っていいると、滞ります。

また常識とは大勢の人の考えで、必ずしも正解とかではないのです。

実は私もこの先輩と言い合いになってしまいました。

お伺いをたてただけなのに、常識がないと知人や友人のことをしつこく批判するし、
その小言みたいなのが長かったので、我慢しきれませんでした。

でも私の中にも何かしら、反応するものがあるから、こういうことが起きてくるのですよね。

私も還暦を過ぎ、古い考えに固執していないかなと考えていた今日この頃。
この出来事を目の当たりにして、古くて重いエネルギーを脱ぎ捨てようと思います。
春ですしね。

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