身体は最高の乗り物

自分の身体は最高の乗り物です。
これは根善療法の正田篤司さんが教えてくれた言葉です。

私もそう思います。

何が最高の乗り物かというと、この世界での魂の目的を果たすために
選んできた、効率の良い最高の乗り物なんです。

旅や仕事でも、目的地に行く為に、どの手段でいこうかと考えますよね。
車にしたらいいのか、電車にしたらいいのか、飛行機が良いのか、船が良いのか。
時には馬や自転車、場合によってはウオーキングもあります。

最短の時間を選ぶのか、景色をじっくり堪能しながらいきたいのか、
目的に応じて、どの乗り物にしようか考えますよね。

身体はそういう意味で、目的地へ行く為に最高の乗り物なんです。

どうして最高なのかというと、私達の身体は、それぞれ違って、
それぞれが自分の目的を遂行しやすいような体を選んできているからですね。

その目的を成し遂げるための身体としては最高なんです。

私達は生まれる前から人生の設計図ともいうものを
持って生まれてきていると言われています。

すべての生き物は、遺伝子上に生まれ持った人生の設計図が
プログラミングされているというのです。

全ての生き物だから、植物、動物、鉱物、全てですね。

自分が最も効率よくスムーズに命を輝かせるための設計図を持ち、
それに沿って生きていくと良いと言われています。

それはブループリントとも呼ばれ、目に見えない部分や詳細は決まっていない。
そういう部分も結構あるので自分でいろいろと作りあげていくものでもあります。

ですが、最終目的だけは決まっているのです。

ある人は、赤ちゃんの時から耳も聞こえない身体をもっているとしたら
それは、そのことによって、自分が成し遂げたい目的があったりするのです。

ヘレン・ケラーもそうだと思います。
目が見えず、耳も聞こえず、そのことでうまくしゃべれずの3重苦でした。

ですがそこから、サリバン先生のお陰で、本人が苦労しながら学び続けたことで、
どれだけ多くの人に希望を与える存在になったかは量り知れません。

障害者を支援する活動をしたり、伝記になり、ドラマになり、映画になり、
たくさんの人を勇気づけ、希望を与えてきたことと思います。

それがヘレン・ケラーが生まれる前に決めてきた目的で、
それに合うような身体を持っていたのだと思います。

目的を成し遂げるために合う最高の体に。
生後19か月の時に病気なるような身体に。

そう考えると、今、困難で苦しいことがあたっとしても、
生まれる前から決めてきた可能性があります。

あるいは目的に気づかないで平々凡々に暮らしていたら、
急に病気になったり、仕事での倒産など大失敗があったり、離婚したり、
何かしら、気づきを与えられる場合があります。

そんな時も、それに合う身体なのです。
そこから立ち上がれるような素晴らしい体のはずなんです。

しかし私達は常に安定を求めます。

健康を維持し、お金も少しだけ贅沢出来たらいいと、平凡な暮らしを
安定を求めがちです。

ですがそれでは大したことはできないのです。

最高の乗り物も使いこなせないまま命が終わることになります。

本当は大きなことができるのに、平凡で安心感だけを求めて生きていくのは
本当は違うのかなと思います。

自分の命を輝かせたいと思うなら、この選んできた肉体と魂が差し示す方向に
情熱をもって生きていきたいと思います。

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