老化を遅らせるのに良い食べ物の組み合わせ
食べ物の組み合わせ
「アンチエイジングに良い食べ物」のブログにも書きましたが、アンチエイジングの為に糖化を遅らせるのには、食べ物が大事です。
糖化とは、「体のこげ」とも言われています。
ちなみに活性酸素による身体の酸化は「体のさび」と言われています。
糖化と酸化は互いに関連が深く、この二つが一緒になると、老化の危険度は5倍にも10倍にもなります。
私は活性酸素の勉強をかなりしていますので、こちらもいずれ書きます。
話を戻しますが、糖化は食事などから摂る余分な糖質が体内のたんぱく質などと結びついて、細胞などを劣化させます。
また糖化がさらに進むと、AGE(糖化最終生成物)をつくり、病気の原因になっていきます。
だからといって、大好きなものを我慢するのも辛いですよね。
そういったことがわかっていたのか、昔からの知恵、先人の知恵には驚かされることが多いです。
食べ物の組み合わせには凄い効果があるのです。
大好きなものもある程度、工夫すれば食べることができたりします。
科学の発達していない、栄養学なども知らない昔の人が、どうしてそういうことを知っていたかは謎ですが、尊敬してしまいます。
(個人的には漢字にも、凄く意味が深いものがたくさんあって、そちらもいずれ紹介したいです)
今日は食べ物の組み合わせを、栄養学や現代科学の領域からも書いていきたいと思います。
トンカツとキャベツ
例えば、トンカツだけだと、老化を進ませるAGEs(終末糖化産物)が発生し、体にも毒です
でも、トンカツ屋さんでよく見かける組み合わせ、キャベツの千切りと組み合わせれば良いのです。
トンカツにキャベツの千切り大盛りは私も好きです。
これは老化を進ませるAGEs(終末糖化産物)の発生を抑える組み合わせです。
水分のない状態で、たんぱく質と糖質の調理によってAGEs(終末糖化産物)が発生してしまいますが、
キャベツという水分を大量に摂ることで、防げます。
口もさっぱりしますね。
この食べ合わせは、栄養学的にも老化防止や疲労回復に効くと言われています。
キャベツは食物繊維を多く含むため、とんかつの油分の吸収を抑制したり、キャベツの働きには凄いものがあります。
キャベツに含まれる塩素と硫黄のミネラルが消化、吸収を助け、キャベツ特有の成分ビタミンU(キャべジン)にも胃酸過多によるむかつきを抑えて胃腸を保護します。
また消化・吸収も助けてくれる作用があります。
ビタミンUには抗潰瘍作用、胃腸病全般の予防回復に効果があります。
また、キャベツは、豊富に含まれている食物繊維と、インドトール化合物が抗酸化作用と免疫力強化で、発ガンを抑制する効果の高い野菜の1つと言われています。
様々な組み合わせ
ウナギに奈良漬けも、ウナギというたんぱく質に、酵素たっぷりの野菜の漬物の組み合わせで体の酸化を防いでいます。
「アンチエイジングに良い食べ物」のところにも書きましたが、糖質とたんぱく質や脂質が結びつくことを糖化作用と言います。
これは酵素の働きを介して適切に行われれば、身体へのダメージはないのです。
また奈良漬の酒精分がウナギの脂分を分解するため、口直しにも最適です。
「メラノイジン」(なら漬けの色素)という成分が、ウナギに含まれるビタミン・ミネラルの吸収を助け、スタミナ強化やストレス解消に役立ちます。
「活性ペプチド」(なら漬けの酒粕)は血圧の低下美肌効果、滋養強壮の効果があります。
ステーキにクレソンが必ず飾られています。
が、あれは飾りでもなく、重要な組み合わせなのです。
クレソンは、ビタミンA、Cが多く含まれ、鉄分、カリウム、カルシウムやリンなどのミネラルが豊富です。
そのためお肉と一緒に食べる事で不足しているビタミンを補うと共に、消化促進や血液酸化防止にも効果があるのです。
クレソンを噛んだ際にピリッとした辛みがありますが、この辛みはわさびと同じ成分で、口に残るお肉の脂をさわやかにしてくれる上に、強い解毒作用・殺菌作用があります。
クレソンは生でも良いですが、茹でてお浸しにしてもおいしいです。
組み合わせは大事です
このほかにも、ほうれん草にゴマなども、ほうれん草を食べ過ぎると、結石になりやすくなるのを防ぎます。またゴマのミネラルがビタミンやたんぱく質などが重なり合って体内での効果を高めます。
こうしみてみると、トンカツにキャベツ、肉にクレソン、ほうれん草の胡麻和えなど、お料理として通常出てくる組み合わせは、当たり前のようになっていますが、実は物凄く考えられていますね。
お寿司にガリ、レバーにニラ、お豆腐に鰹節、干物に大根おろし、マグロに山芋、、、、
実際は、ここに書ききれないくらい、様々な良い組み合わせがあります。
昔ながらのお料理には、先人の汗と知恵が入っています。
意味があります。
ですので、そういったものも大事にしていくと良いと思います。
組み合わせというのは大事ですね。
良い組み合わせはお互いを補い合うことができます。
更には、高めあい、多大なる相乗効果を発揮できることもあります。
そして私のお勧めのサプリメントは一つ一つの成分が、互いに効き目を高める比率や構成をかなり考えられて作られています。
ご関心がありましたらお問い合わせはこちらまでお願いします。