肩甲骨を立てる「立甲」で体の機能がアップする!

体の歪み

肩甲骨を立てる「立甲」ってなに?

今「立甲(りっこう)」という言葉が、アスリートやスポーツ指導者、筋トレが大好きな人達の間で広がっています。
「立甲」は立つ肩甲骨という意味ですが、床に四つん這いになった時に、肩甲骨が浮き上がって、立つように筋肉を動かす動きの様です。
動画や実際に肩甲骨が立っている人を見ると、
ああ、天使の羽みたい~と思うスピリチュアル好きな私です。
チーターが大草原で獲物を狙うがごとく歩いている時も、肩甲骨が立っていますね。

この肩甲骨、私も立てないのですが、立てないどころか全く動かなかったのです。
それでも不都合もなく、痛みもなく、様々なエクササイズもある程度できてしまうし、
教えているわけですが、このことにまつわることで、面白いなあと思うことがあり、シェアします。

できないエクササイズもできるようにる

私はあるエクササイズがどうしてもできずにおります。
それは床に両手をついて、肩から上半身を持ち上げ、両足もあげる逆立ちのようなポーズなのです。
でも私は通常の勢いでやるような逆立ちはできるのですよ。
体操部でしたので、昔の記憶が筋肉に入っているのかできます。

ですが、同じ逆立ちであっても、違う筋肉の使い方をするので、できないのです。
10年以上前に運動療法の資格をとりに、アメリカに勉強しにいったときも、そこでもできず、ただそれができなくても何の不都合もなく、この動きは教えるエクササイズには入っていないので、やる機会もほとんどなかったです。

ですが、立甲をやったあとに、このエクササイズをやってみると。。

できないエクササイズもできるようになる、立甲のやり方とは

最近この立甲が流行っていたので、私はある時この肩甲骨を立たせる動きをちょっとしてみたのです。

四つん這いになった時、両手の小指側の、側面側に体の重さがくるように、肩もそれに合わせて開いてみたのです。
練習のため、片方の手ずつ負荷もかけたりしました。

すると、そのできなかったエクササイズが、それまでよりはちょっとだけ、足が上がってきたのです。

なぜそれまではできなかったかというところが大事なんですが、それができるような機能的な体ではまだないということなんですね。
そして筋肉はこれ以上やったら、怪我すると言うような筋反射なのか、勝手に体を(肩を)守ってロックをしてくれているんだということがなんか感覚でまざまざとわかったのです。

人間の体の仕組みの素晴らしさに感嘆

何が言いたいかというと、うまく伝えきれていないかもしれませんが、
今まで使っていない筋肉を動かす動きをちょっとすることで、
ロックがはずれ、もう少しやってもいいよという制限を肩が外してくれたのです。

私はそこに人間の体、筋肉、脳、様々な連鎖や仕組みの素晴らしさを感嘆しました。
右肩に記憶された、この筋肉がまだ機能していないので、
このエクササイズはできないというその仕組み。

そして筋肉はちゃんとした動きや刺激を与えてあげると、
もっと可動範囲気を広げていいよと、すぐに動き出すと言う素晴らしさ。

人間はチャレンジはいくつになってもできると言いますが、筋肉さえもそうであるように、
制限を外してチャレンジしていくことの大切さを立甲から学んだのでした。

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