言うべきことを言わないとダメになるものが増える

人間関係

みずほ銀行システム障害事件

言うべきことを言わないとダメになるものが増える。

これはみずほ銀行からも学べます。

みずほ銀行は過去にも何回かシステム障害を起こしていますが、

最近では、2021年2月からの1年間で11回に上るシステム障害を起こしました。

みずほ銀行を使っていない人でも聞いたことがあるかもしれません。

ATMが壊れたんでしょう?という人もいますが、そうではなくて
ATMが繋がっている先のシステムの問題なんです。
だから大きな影響が出たのです。

これ、結構大きな問題なのです。

なぜなら経営陣は退陣したのです。

そしてその後もシステムトラブルは頻発し、経営陣が何度も頭を下げています。

そしてなんと、金融庁から業務改善命令も出たのです。

このことは経営者や企業のトップなら危機感を持って感じ入った方も
多いのではないでしょうか。

もし危機感を感じていないなら、余程自分の会社の経営に
自信があるか

全く部下のことをわかっていないのどちらかではないかしらと思うのです。

危機感を感じる内容としては特に以下のことが金融庁による改善命令の
文書にあったからです。

システム障害の真因に「言うべきことを言わない」

その内容とは。。。

他の原因についても述べられてはいるが、この文書によると、

社員の「言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢」が

システム上、ガバナンス上のトラブルを起こした真因だということです。

言うべきことを言わない、言われたことしかしない姿勢が

今回大きなトラブルが発生した理由として
4つある真因の一つとして、金融庁が書いているのです。

「言うべきことを言わない」の
「言うべき」とは何か・・・

みずほ銀行と言う大きな会社組織の中、いろいろな事情がありそうです。

部下が言えるような体制を、組織づくりをしていたのでしょうか。。。

そして、いうべき人も言わないことでどうなるかを深く考えていたのでしょうか。。。

会社経営を考える上で、このことを意識し始めているトップもいると聞きます。

ナポレオンの午前2時の勇気

言うべきことを言わせるトップの例として、ナポレオンの「午前二時の勇気」
と言うものがあるそうです。

ナポレオンは、

「寝室に退いたら、原則として我を起こすな。よい報告は翌朝でいい。

しかし、悪い報告のときは、即刻我を起こせ。なぜなら我が決断と指揮命令がいるだろうから。

不完全な報告で幕僚もいないときに決断を下す勇気を、我は『午前二時の勇気』と呼ぶ。

その勇気において、我、人後に落ちず」と述べたそうです。
(佐々淳行『重大事件に学ぶ「危機管理」』)

「言うべきことを言わない姿勢」を非難するのではなく、

下の者が上の者を気にするあまり、言えないことで
却って大被害にならないよう

上の者が、下の者の立場を
よく理解して、予想しておく大切さを説いているのだと思います。

そうすることで不利益を被ったり、命までも取られないよう、
ナポレオンは練って考えていただのと思います。

本当の意味で双方にとって有益

これを人間関係に落とし込むと

言うべきことを言わないとダメになるものが増えるというのは

ダメになるものとは結局、双方がダメになるのですよね。

わたしの場合は夫にです。

夫が相談もしないでいろいろ今までやってきたことに対して
心ではかなり怒っているのに

言うべきことを言えないできました。

そして心に蓋をして

「まあ、いいか。。」と自分に言い聞かせてきました。

よく離婚しないできたね。と男女問わず言われます。

でも我慢して、見て見ないふりしていると、

結局、

みずほ銀行のようにいずれ大きな問題に発展してしまう可能性を
秘めているのです。

わたしだけでなく、日本人はこういう傾向の民族ですね。

どうしてなんでしょうか?

儒教が関係しているとも言われています。

上に絶対的なリーダーがいて、その人のいうことを聞いていれば
良かった時代もあったのかもしれません。

でも時代は変わりました。

言うべきことは言っていかないとなりません。
それはお互いのためですね。

すぐにわからなくても、双方にとって本当は有益なはずです。

言うべきことをいう時、わたしは「まあいいか」はやめます。

そしてこれからは、言いたくないことをいう時、思いやりの心を根底にもって
でも正直に言おうと決めています。

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