こわい砂糖の中毒症
いつのまにか砂糖を大量に体にいれている!
甘いものに目がない人多いですよね。
特に女性たちは砂糖が入っているものの誘惑に中々勝てません。
砂糖が体に悪いのは、現代は知らず知らずのうちに、砂糖を大量に摂ることになってしまうのが大きな要因の一つではないかと思います。
砂糖というのは実は私達が想像する以上に毎日の生活に溶け込んでいるのです。
砂糖はほとんどの加工食品に大量に含まれています。
ヨーグルトやソース類、ドレッシング、パン、煎餅やクラッカー、魚介類にマリネなど、様々なものに大量に含まれています。
砂糖というと、ケーキやドーナツ、クッキー、チョコレートや飴などに入っているのは浮かびますが、ソースやケチャップ、炭酸やジュース類など本当にたくさんのものに含まれているのですから、いつの間にか摂りすぎてしまう危険な可能性は大なのです。
どうして摂りすぎてしまうのでしょうか?
それは食べたくなるように操作されているからと言っても言い過ぎではないようです。
食品工場やレストラン、ファーストフード店などは、自分たちの食べ物をおいしくして、リピーターを増やそうと、日夜研究を重ねています。
そしてそれらの食べ物の多くは、砂糖、塩、脂肪分で味がつけられています。
その味付けが、繰り返して食べたくなるような強い衝動を脳に与えているのです。
砂糖、塩、脂肪が多い食べ物を口の中に入れると、脳の神経系を構成する細胞であるニューロンが刺激されます。
ニューロンとは回路で繋がったネットワークを形成し、感覚を生み出し、情報を保存し、行動をコントロールしています。
砂糖、塩、脂肪が入ったことで、ニューロンは電気信号を発して反応し、脳の化学物質を放出し、この化学物質がニューロン群に伝わる。
この時ニューロンは、嗜好性に対して強く発火します。
ニューロンは様々な刺激に反応します。
あるニューロンは砂糖の甘さに強く発火し、別のニューロンはクリーミーな感触に反応して発火し、また別のニューロンは風味の刺激を受けて発火しというように反応していく中で、これらの累積効果で、感覚刺激がニューロンを活性化させ、更に発火を促すことになる。
そして摂食を促すメッセージが強まり、刺激を求めてより激しい行動をするよう動機づけられるのです。
砂糖には中毒性がある!
計算して考えられた味がついた食べ物は、脳の中で特にもっともっと食べたいと動かされてしまうようです。
そして怖いことに、様々な研究の中で、砂糖にはなんと!コカインと同等の中毒性があることが実証されています。
砂糖を摂取すると脳内の感情を司る部分にドーパミンが分泌されます。
その分泌される量とスピードはコカインと全く同じと言われています。
ある実験では、コカイン中毒にさせたネズミにコカインか砂糖を選ばせたところ、常に砂糖を選んだことも確認されています。砂糖はそれほど強い中毒性を持っているようです。
先ずは脳の勘違いも理解しよう
砂糖は肥満やメタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、心臓病を引きおこす原因の1つであると言われています。
砂糖、塩、脂肪を過剰に摂取しなければ、これらの病気や症状の75%は防げるとも言われています。
現在認知症等も甘いものの摂りすぎに警鐘を鳴らしています。
ではどうやって減らしていくと良いでしょうか?
中毒くらいひどくなったら、医師についてきちんと診て頂くことは大切です。
ですが、砂糖や添加物いっぱいの食べ物を欲しくなるのは、実は水不足、ミネラルなどの栄養不足、運動不足、睡眠不足、不規則な生活なども原因とされているのをご存知でしょうか?
脳を錯覚させてしまうのか、他の体にきちんと摂るべき必要であるはずのもののが不足しているので、脳が欲してしまうこともあるようなんです。
今度試しに、甘いものが欲しくなったりしたら、大きめのコップ(300mlくらい入る)に並々入れた一杯の水を飲んでみてください。
不思議と落ち着くことがあります。
それで落ち着かないなら、軽くストレッチをしたり、散歩をしてみる。
それでもだめならミネラルやビタミンなど摂ってみる。
水を飲むことで、栄養が足りることで、体を動かすことで、砂糖を欲しくなるパターンも避けられることがあります。
水不足でも何かを欲してしまう脳なのだから、水が足りることで、代謝が良くなり、脳が正常な動きをしだすことはあります。
ミネラルやビタミンなどの栄養も然りです。
それでもダメな時はきちんとした専門医に相談されるのが良いでしょう。
でもまずは、お水をたくさん飲み、糖質制限も考えた良い栄養を摂り、体を動かし、睡眠も十分にとるなど当たり前のことを心がけることがとても大事ですね!