股関節の痛みを楽にする心のエクササイズ

股関節の痛み、歩く
女性の心の健康

股関節の痛みの気持ち

某テレビでやっていたのですが、マンションやアパートのベランダの隣との壁。
「避難時はここを破ってください」と書いてありますよね。

いざという時の蹴破り方ご存知でしたか?
リポーターが正面向いて蹴っても固くてダメでした。

でも馬が後ろ脚で蹴るように、後ろを向いて足で蹴破ると簡単に壁は崩れました。
後ろ蹴りは、勢いがつくので、つかまるものがあれば手すりなどにつかまって、後ろ蹴りしたほうが良いそうです。

前から蹴るより、後ろ蹴りにするとなぜ良いのか?
それは股関節の可動域の広さが後ろ蹴りのほうが広がり、パワーが出るからのようです。

股関節の役割も大きそうですね。

股関節の役割は、一言でいうと、歩く運動を司どっています。ここが痛むということは、股関節の気持ちは歩きたくないということです。

歩きたくないという気持ち

さて、歩きたくないようなこととはなんでしょうか?

小さい子供が歩きたくない時は大概は甘えですが、安心を求めています。

お母さんやお父さんに抱っこしてもらいたい。
おんぶしてもらいたい。

遊び疲れなどから来ているのでしょうけれど、疲れた体を支えてくれるものがあることに安心したいというのがあります。
「安心」がキーワードですね。

大人がそう思う時は、前に進みたくないようなことがあるときに多く見受けられます。

以前私がサポートさせて頂いた女性も典型でした。
大学を卒業し、初めて親元を離れて就職で茨城の寮に入ることになり、旅立ちを前にして、急に股関節に痛みが出てきました。

前に進むことが怖い

彼女は利発でしたが、人間関係のコミュニケーションがあまり得意ではなく、前に進むことが怖かったのです。
まだ見ぬ新しい職場での人間関係に不安でしかたなかったのです。

体を動かすエクササイズもやって良くなっていく中、心の問題が解決されるとより良くなりました。
前に進むことができなくなった時に、体も反応してしまうのですね。
人間の体はよくでてきています。

立っていて股関節が痛む人は、前に進むことに恐れを抱えています。
「このまま前に進んだら失敗するのではないか」とか「そんなことをやったってうまくいくはずがない」とか「こんな仕事をしていても何にもならない」とか後ろ向きな気持ちが股関節にも伝わっているのです。

なぜ不安になるのかを知って開放する!

また座ったり寝ていても、股関節が痛む人は自分に休息を与えるのを禁止しているような方にも見受けられます。

心のどこかではやらなくちゃやらなくちゃと体に強いているのに、おおもとのところで進めないから、「あんた寝ている場合じゃない、座っている場合じゃない」と寝ていても座っていても痛みがきます。

立っていても、寝ていても、座っていても痛みの根本原因は、前に進むことをなぜ恐れているのか?
不安なのかそこをよく見ることです。

大概は失敗を恐れていることが多いのです。
ですが、その恐れの内容が自分の体を痛めるのに匹敵する内容なのか落ち着いてみることです。

そして失敗したっていいじゃないかという気持ちになることが大事。
それが次へのステップの経験になって、自分を必ず助けてくれることに繋がると、自分を信じることが大事です。

まだ起きてもいない心配や恐れに、頭や体の全てを支配されないようにしましょう。
それらにコントロールされないことも股関節の痛みからの開放に繋がっていきます。

次回は股関節の痛みに良い体を動かすエクササイズをお伝えします。

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