努力逆転の法則には想像力を使う
努力逆転の法則
努力逆転の法則って聞いたことありますか?
あまり聞かないかもしれませんが、内容を聞くと
思い当たるかもしれません。
努力逆転の法則とは
頑張ろうとすればするほどその逆の方向に行ってしまう現象のことだそうです。
フランスのエミール・クーエという研究者が提唱しました。
大きくまとめると
1.意志と想像力が対立する場合、勝つのは常に「想像力」で、例外はないそうです。
例外がないって、凄いことです。
それだけイメージ力が大事ということですね。
2.意志と想像力が対立する場合、「想像力」は意志の2乗に比例する。
3.意志と想像力が同調する場合、生ずる力積は両者の積。
だそうです。
意志と想像力
努力逆転の法則とは、意志と想像力が関係するという法則だったのですね。
でも本当にそうですね。
この夏、パリオリンピックがありましたが、選手の方たちは相当な
努力をして大会に臨まれています。
でも金メダル確実と言われていた人たちが
実力発揮できた嬉しい場合もたくさんありましたが
うまくいかないケースもたくさんありましたね。
実力があるのに、本番となると、
「絶対に金メダルをとる!」という意志に対して
緊張と大勢の方からの期待とで、
うまくいかなかったらどうしようというイメージが勝ってしまったとき
余計な力でも入ってしまうのか
努力逆転の法則が起きてしまう。
一流選手たちですから、いろいろわかっていて
イメージの練習も相当されてきたと思いますが
それ以上のプレッシャーが悪いイメージを膨らませてしまうのだと
思います。
それも無意識という潜在意識の中で起きるのですね。
過去の痛い経験もマイナスイメージとして邪魔する
私も経験あります。
大勢の人の前で上手に話そうとすればするほど
うまくいかなかったりします。
それを克服するのは努力なんでしょうけれど
過去に痛い経験をしていたら、それがイメージを増幅させてしまいます。
わたしは19年くらい前に、ある方の講演会で
200人規模の方の前で司会をすることがありました。
わたしはいつも上司の講演会の
会場をとることから集客、セッテイングをやっていましたが
司会もするときがありました。
ある時、その上司はみんなの前で
わたしの司会がダメだとマイクを取り上げたことがありました。
わたしは大ショックでその後、大勢の人前で話すのが苦手になりました。
何百回練習して暗記しても、その時のことが浮かんで、うまくいかないのです。
過去の痛い体験がマイナスイメージとして定着し、邪魔するのかもしれません。
ですのでわたしは司会をすることを、なるべく避けていました。
でもその上司は、ある会社主催の講演会の講演者として呼ばれた時も、
お天気お姉さんや地方のアナウンサー経験のある
女性の司会も取り上げたのです。
その女性の怒っていた姿、今でも忘れられません。
彼女はその会社の部長クラスでした。
「わたし、先生に嫌われたんだわ!」と言い放って去っていきました。
その方だけでなく、別の講演会の時も、プロの司会を頼んでも帰らせてしまいます。
その時ようやくわかったのですが、
上司のその時々の思い通りにやらないとみんなダメだったんです。
その時々で上司の思いが違うから難しいです。
それでわたしはちょっとだけ自信を取り戻した時もありました。
この場合はイメージを悪く膨らませる必要がなかったのを確認できた
ということで、マイナスイメージがプラスイメージに転じられたということになります。
意志と想像力を同調させる
努力も必要ですが、それなりの努力という基本があった上での
想像力、イメージはとても大事です。
またもし、自分にあまり目標や夢がないときは、
がむしゃらに努力するよりは
寧ろ何も考えずに、きたものを受け容れていくほうがうまくいったりします。
いわゆる直感、直観で受け容れてみるということです。
その時大事なのは
それはどういうものなのかをじっくりみる
私にあっているものなのかをみる
それでいいと思ったらやってみるし、疑問が生じたらやめる。
いいと思ったなら努力していけばいいのですね。
自分の意志を上手に成功に導くためにも
良いイメージをもつ、想像することは良い現実になるので
大切です。
努力が必要ないのではなく、努力は良いイメージを持ったまま
努力すると素晴らしいパワーを生み出すことになると思います。
エミール・クーエの言うように、
意志と想像力が同調する場合、生ずる力積は両者の積なのですから
同調させていきたいですね。
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