ロコモチェックを小学生がする時代

体の歪み

ロコモティブシンドロームとは

ロコモティブシンドロームとは、身体を動かすのに必要な器官に障害が起こり、自分で移動する能力が低下して要介護になる危険度が高い諸症状のことと事典などには書いてあります。
元々は、日本整形外科学会が提唱している概念で、2012年に厚生労働省が発表した「第2次健康日本21」では、10年後の2022年までにこのシンドロームに対する国民の認知度を80%まで上げることを目標に掲げているそうです。

日本語名は「運動器症候群」、略称は「ロコモ」。
もう2022年まであと3年ですね。
認知はだいぶされていきているようにも思います。

でも認知だけの目標であって、根本解決はいったいいつを目標とされているのでしょうね。
子供にまでチェック自体が及んできているようで危機感を感じてしまいます。

ロコモティブシンドロームの危険が子供にも迫っている

そうなんです。
認知だけの目標なんて言って、そんな悠長な考えでいると大変なことになります。

なんと最近では小学校で「ロコモティブシンドロームのチェック=ロコモチェック」がされるようになっているのを知っていますか?

今までは「ギョウチュウピンテープ」を使っての蟯虫検査が小学生に課された健康チェック項目の一つでした。
それが蟯虫検査にとってかわったのが、この「ロコモチェック」です。

昔「成人病」と言われたものが若者や子供にも増えたため「生活習慣病」と名前を変えたように、子供にも忍び寄る、体のSOSの一つのように感じてしまいます。

ロコモチェックが始まった理由の一つとして、ある学校での、体育の跳び箱で怪我が続出した際に、整形外科医が最近の子供たちの異変に気が付いたのも大きな要因の一つとなっているそうです。

小学生もするコロモチェック

ケガする子供達の驚くべき共通点!

そしてなんと驚くことに、跳び箱で怪我をするような学生や、ロコモチェックにひっかかるような子供たちの多くは、比較的運動をしている子供たちだったのです。
例えば、学校でリレー選手に得ればれるような子供たちだったり、サッカーを頑張っている子供たちだったりしていました。

これは何を意味するのでしょうか?
怪我をする子供は、単なる運動不足だけではないということです。

ちなみに子供のロコモチェックは何をするかと言いますと、いくつかあげますと、
①片脚立ちがふらつかずに5秒以上できるかできないか
②腕を前に伸ばしたまましゃがみ込めるか、しゃがみ込めないかどうか
(その際に、途中で止まる・踵が上がる・うしろに転ぶなどがあるかどうか)
③肩が垂直に上がらないかどうか
④体の前屈で、指が床につくかつかないか

皆さんはできますかね?
でもこういったことがスポーツをやっていて、運動しているねと言われる子供の中でもできなかったりしている子が意外と多いのが事実です。

運動不足以外の原因として

このようなことが起きてくる原因として、私が推奨している運動療法では、こんな風に考えています。

それは決まったパターンの筋肉しか動かさないために、他の筋肉とのアンバランスのためだと。

ですから私の運動療法では、それを是正することで、歪みをなおし、バランスを取り戻すことをお伝えしています。
こちらについては詳しくまた書いていきますが、そのためにも、よく言われますが、赤ちゃんの時の動きをやっていくのがお勧めです。

ハイハイ、ずりばい、高這いなどです。
私のお勧めのものは、もっとアレンジがいっぱいですが、これをやるだけでもかなり良いかと思います。
そしてお水も飲むのもお忘れなく!
お水を飲むことでもっと動きがよくなりますので。

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