腸の力
腸と脳
今では、多くの人が、「腸は第2の脳だね」というようになりました。
それまでは、精神的な健康に関する器官は、脳の特権みたいな感じでした。
ですが、腸も大切な役割を果たしています。
「腹で決める」「腹にいちもつ」「腹をわって話そう」などの言葉がありますよね。
いかにも心とか脳に関係しそうな言葉も、腸に関連づけているのは、日本人は昔からそのことを知っていたのかもしれませんね。
腸内には100兆以上の腸内細菌があり、わかっているだけで100種類以上の細胞がバランスを保ちながら、腸内を健康に保ちます。
このバランスが大事です。このバランスが失われると、うつになったり、不安を抱えたりします。
それが進むと多発性硬化症や自閉症など様々な病気に発展します。
腸内フローラ
ですので、腸に栄養を与えることも大切です。
最近はテレビでもよく見かけますが、「腸内細菌叢」のことをフローラとも言います。
「腸内細菌叢」は、ヒトや動物の腸内で一定のバランスを保ちながら共存している多種多様な腸内細菌の集まりを指します。
「叢」は「くさむら」を意味し、腸内細菌の集まりがお花畑にも見えることから、「腸内フローラ」とも呼ばれています。
腸内フローラの量が少ない人は、感情と知覚を抑制する脳の領域で、異常な活動が認められ、不安や情緒不安定な状態であることもわかっているそうです。
ですがいくつかのプロバイオテクス(善玉菌)を含むヨーグルトを定期的に食べることで、腸の問題が解決され、症状を脱するそうです。
ということは腸の問題が解決されれば、脳からの伝達も良くなるのか、不安やうつまで良くなるということですね
腸の健康には食べるものが大事
腸の健康は腸内フローラを健康に保つこととも言えます。
そして食べるものが、腸内フローラの組成を変化させます。
たくさんの野菜を食べ、食物繊維を基本とした食生活が大事になってきます。
添加物や加工された炭水化物、不健康な脂質が多く含まれる典型的な西洋の食事はできるだけ控えたほうが腸内フローラのためにも良いです。
腸内フローラは、身体の健康に影響を与えますが、脳の機能や精神状態にも大切な影響を与えます。
ビフィドバクテリアム・ロンガムというプロバイオティクスは不安を軽減できます。
ラクトパチルス・ラモノサスはある脳の領域のGABに量に顕著な効果があります。
GABAは不安やストレスの感情を司る神経組織を鎮める神経伝達物質です。
私お勧めのサプリメントにはこの両方が入っています。
腸の健康を守るのには食べ物と考え方
気分の調整、うつ、攻撃性に関与しているセロトニンは、腸と脳の両方に存在しています。
ですが、そのほとんどは実は腸にあります。
ですから脳内のセロトニン量を上げる抗うつ剤が、うつ病の方の治療にほとんど効果がでなかったりするそうです。
その分、食生活を適切に変えるだけでうつ病に効果が上がったりもします。
アプローチ方法を変えるのが賢明ですね。
ちなみに私お勧めの水素も、腸で作られます。
腸と一口にいっても、小腸に属する十二指腸、空腸、回腸、大腸に属する上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字結腸、直腸、盲腸などがあります。
小腸は栄養の吸収が主な大切な役割。
大腸は食物の分解を完成させ、水分を吸収し、便の何度を調節します。
大腸は体が必要なくなった食物のかすをためておくところでもあります。
心の面から小腸を考えると、小腸に問題がある場合、自分にとって良いと思われることを吸収できなくなっているとも言えます。
小さいことや細かいことにこだわっていて、状況を全体的に見れなくなっていることもあります。
その場合、自分の恐れを手放し、自分を低く評価するのをやめるのも大事です。
そして良い考え、積極的な考えを取り込んでいく必要があります。
素直になることが大事です。
大腸に問題がある場合も、不要なものを手放せずにいると言えます。
古く固まった信念を手放すのが大事です。
柔軟に、素直になって、捨てるものは捨て、受け容れるものは受け容れることが大事ですね。
腸の健康を守ることはとても重要です。
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