迷った時に1秒長く吐く
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呼吸を意識しよう
私達は息していることを、意識しないとつい忘れてしまいますね。
でも、意識して何かをする時に、その息を上手に使えていないことも多いようです。
例えば、頑張る時・気合いを入れる時、まず息を吸い込んでしまいがちです。
中には息を止めてしまう場合もある。
完全に緊張型ですね。
これでは頑張りたいもの、気合を入れたいものが
うまくいくようには到底思えません。
息を吐くほうがリラックスしますし、精神的・脳科学的・心理的にも
息を吐くことで脳がストレスから解放され物事が上手く行くと言われています。
呼吸のことをもう少し意識したほうがイイですね。
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息の意味
現役生活が長い人を、息が長い
もう少しでゴールに着く時、あと一息
先が見えなくなることを、息が詰まる
気が合う人は、息が合う
合わない時は、息苦しい
息の根を止める
なんてこわい表現もありますね。
「息」という漢字自体の意味としては「生まれる」と言う意味があるそうです。
また学研辞典では
「自(はな)+心」で、心臓の動きにつれて、
鼻からすうすうと息をする事を指すと出ています。
安息、生息等を示し、また生息する意から子孫を産むから、
むすこの意味になっているそうです。
そういえば、息子は息の字が使われています。
娘も昔はご息女と言った使い方がありましたね。
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プラーナ
五木寛之と玄侑宗久の対談の呼吸法の書籍には
日本人は、物質的な恍惚を求めるあまり、息を疎かにしている。
たった一回の息が、全身のすみずみまで運搬される。
呼吸に意識を向け、息を調え、吸った息を活かせば、
健康や生活を管理することも可能だ。と続きます。
息を調え、吸った息を活かすとは、生命エネルギープラーナのことではないかと
私は思います。
全身を巡らせる息、生命エネルギーをより多く取り入れ高めると、体は活性化します。
それには呼吸を上手に使うのが大事です。
プラーナ は、サンスクリットで呼吸、息吹などを意味する言葉です。
インド哲学では、人間を構成する生命力、生き物の生命力そのものとも言っています。
プラーナは誰もが無意識に持っていますが、
自分の中に存在するプラーナを高めて活用する方法が分かれば、
生活がさらに豊かになると言われています。
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プラーナを高める呼吸法
プラーナを高めるのにはどうしたら良いでしょうか?
深い呼吸を長い時間行うことで、生命エネルギーを全身に行き渡らせ、
心身を活性化させると、ある人は言われます。
私は中村天風先生が実践されていた、
丹田呼吸クンバハカもそれにあたる一つの方法ではないかと思うのです。
中村天風先生は実際、結核で精神的にも疲弊していた時、インドの聖者カリアッパ師と出会い、
ヒマラヤの大自然の中で厳しいヨーガの修行に励まれました。
そこで得た呼吸法の一つがクンバハカ。
まず第一に肛門を締め、同時に肩の力を抜いて下腹部に力を充実させるというものです。
致知出版の渡部さんはこのように書いています。
天風氏は「溺れて死ぬ人は皆肛門が開いている」といった表現もしていると。
日々意識して肛門を締めるよう言っていますが、
自律神経を調整する上でもこれは大切なことなのでしょう。
渡部さんは、このクンバハカと同じような呼吸法(正心調息法)を
独自に開発、体得されたのが医学博士の塩谷信男氏と書いています。
正心調息法とは息を吸い込むと同時に肛門を締め、息をグッと臍下丹田に収める。
そしてゆっくりと吐き出すといった複数の呼吸動作を繰り返して行うものであり、
それによって酸素を多く取り入れ、血液に送り込むのが特徴です。
私はプラーナを活性化させる呼吸法とはこのような方法ではないかと思います。
だって、生命エネルギーが上がるのを感じるからです。
力が入るからです。
私がやっているエクササイズでも肛門を締めることを重要視しています。
私は肛門を締めて丹田におさめる呼吸法が気に入っています。
息が長いや、あと一息、等、大切なことは、「息」の問題だったりしますね。
息とは、自らの心と書きます。
迷った時に肛門を締めて、「一秒長く吐く」。
これだけでも気分が好転しますのでご参考に。
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