味覚による栄養進化

心、体、魂の健康

生物は味覚と共に進化

生物は味覚と共に進化してきました!

と急に言われると

「え?えーと味覚と共に進化?」と
立ち止まってしまう人もいると思います。

それは今までそこまでかみ砕いた話があまりなかったからです。
そしてそこを研究された発表なども少なかったのではないでしょうか。

でもそこを世界的に発表された方のお話に照らし合わせて
栄養、進化について、わたしの健康観を絡めて今日は
書いてみたいと思います。

生物は味覚と共に進化してきた言われると確かにそうだ!とわたしは思います。

しかも味覚は進化に置いて超重要な役割を果たしてきました。

だって生きるための食べ物って重要ですものね。

ピーマンやニンジンが嫌い~という子供に対して
お母さんや周りの人は「好き嫌いばかりしていると大きくなれませんよ~」と
言っている光景をよく見かけます。

これは子どもは成長期でもあるし、たくさんいろいろな栄養のある野菜を
食べてもらいたいという親や周りの人の願いですよね。

成長した大人だってそれは同じです。

ですから栄養は成長、命を繋げる、生きるための進化に大きな役割を果たしているのです!

そして食べ物を受け容れるための味覚は大事なのです!

霊長類で進化が分かれた理由

明治大学の特任講師の戸田安香さんはこう言います。

「味覚の進化がなければ、わたし達人も生まれなかったかもしれません」

命を活かすのに、命を繋げるのには
いろいろな栄養を獲得する必要がありますよね。

サプリメントアドバイザーとして、栄養の勉強もしてきたわたしも
体の為にはいろいろな栄養、しかも合成ではなく自然の本物の栄養が
必要だと断言します。

でも現代の人間なら、サプリメントは美味しくなくても水で
飲んでしまうので、味覚は関係ないです。

でも昔は味覚を通して、
栄養価のあるものを欲するというか受け容れなくてはなりませんね。

それを戸田さんは、動物の味覚などを通して研究されてきました。

霊長類でも味覚が違うそうです。
小型のサルは虫の幼虫のミールワーム(ゴミムシダマシの幼虫)を大変好むそうです。
コオロギやバッタなどの生きた虫も大好きだそうです。

ですがチンパンジーなど中型~大型のサルは、虫ではなく、葉っぱのほうが大好きです。

大型のサルは植物質のものを主食にしているイメージがありますが
アフリカ西部に住むニシローランドゴリラは200キロにもなる巨体ですが、
それを支えているのも、葉っぱなのです。

この違いは単なる習性ではなく、進化の違いであることがわかったと
戸田安香さんは霊長類のうま味の感じ方を研究され、
「霊長類によってうま味の感じ方が違っている」ことを突き止めました。

「そしてそれが食性に影響を与えていることがわかりました」と研究成果を発表されました。

リスざるなど、小型の霊長類は、昆虫に含まれる、ヌクレオチドに強いうま味を感じますが
霊長類の祖先は昆虫を食べていたと言われているので、そのためかもしれないと考えられています。
その性質を受け継いだのが、体重1キロくらいの小型の霊長類。

葉っぱはヌクレオチドがほとんど入っていないので、うま味を小型の霊長類は感じることができなくて、
逆に苦み物質がたくさん入っているので、食べにくかったのではないか。

体重1キロ以上の霊長類は、グルタミン酸にうま味を感じることができたのですね。

うま味はたんぱく質を探し当てるセンサー

グルタミン酸と言ったら、昆布だしのうまみ物質であるのは有名ですよね。

なんでも味覚受容体のところで、小型の霊長類はマイナスの電気を帯びているため、
グルタミン酸もマイナスの電気故に、反発してしまうようです。

中型~大型の霊長類は、受容体のところが中性の電気になっていて
電気的にマイナスのグルタミン酸も受け入れられるそうです。

このグルタミン酸をうま味と感じられることによって、昆虫から植物へと
食料源の幅を広げられるようになった霊長類が表れたといいます。

昆虫類は逃げ回るなどあるが、
葉っぱは身近に生えていたので簡単に入手できるという点でも良かったようです。

体が大型化する、果ては、わたしたち人というものを生み出すのに、
食料の幅が広がったことが貢献したのではないかと考えているそうです。

お茶一つ取ってもグルタミン酸がたくさん入っていて、霊長類はうま味を感じて
葉っぱをむしゃむしゃと食べていたのではないか。

うま味はたんぱく質を探し当てるためのセンサー

葉っぱにはたんぱく質が豊富に入っている。
体の大きい霊長類にとってたんぱく質供給源としても必要。

わたし達の体を構成する細胞はたんぱく質成分で構成されてるから
そのたんぱく質の元である、アミノ酸(グルタミン酸)の美味しさは
重要な感覚

食べられるものの範囲が広がったということは体を大きくするために
重要なことでした。

ちなみに霊長類以外でも味覚を変えることで繁栄を勝ち取ったものがいるそうです。

それはスズメ!

スズメ亜目のメジロ、ヤマガラ、ヒョドリなど含めてスズメは、鳥類の約半分!も占めます。

鳥類の祖先と考えられている、始祖鳥は肉食恐竜のルーツ。

肉食は糖の甘さを感じる必要もないため、甘味受容体はなく、子孫の鳥類も甘味受容体は持っていない。
ところがスズメ亜目では、うま味受容体で、糖の甘味を感知できるよう進化していたそうです。

糖をおいしいと感じられるようになって、花の蜜を吸ったり、お米などを食べたり、
食料の幅が広がっていき、勢力を拡大できることに成功しました。

いろいろな味を食べられるようになると、いろいろな栄養も入るから
進化するんだとわたしは思います。

食料源の幅を広げるために、霊長類で言えば、うま味
鳥類で言えば甘味という味覚が果たした役割は大きいですね。

味覚障害

現在味覚障害の方がコロナと加齢で全国で27万人いると言われています。

加齢と共に味蕾細胞も感度が落ちるようですね。

東京農業大学の岩槻健教授は、味蕾の移植を通じて味覚を取り戻そうという研究をされてきて、
紆余曲折ありましたが、マウス、サルと成功してきています。

いずれ人の味蕾も培養して味覚障害の患者に移植できるようにしていきたいと言われます。

食べ物の味がわからないのはつまらないですよね。

これが成功したら素晴らしいですね。

でもそれまで少しでも味覚障害を取り戻したいと思われたら、

わたしは事故で味覚を100%失った72歳の男性が、
わたしのお勧めの抜けない水素で60%から70%取り戻した方を知っています。

この方はトラック事故でひかれ、8メートル飛ばされて、頭を打ちました。

それからは尿も15分ともたずに漏らしてしまうので、オムツになり、味覚も失い、

スパゲッティを食べては「あーあんな味だったな」と脳で思い出すだけで味気なくつまらなかった。

それがわたしお勧めの水素水を先輩が伝え

まず血圧が正常になり、味覚が60%から70%戻ったのです。
おむつもはずせ、2時間はもつようになりました。

事故で脳などいろいろ傷ついた箇所があるから、
活性酸素ヒドロキシラジカルがそれだけ大量に発生していたからだと思います。

抜けない水素がそれを消しただけで出た体験談です。

とても喜ばれました。

また味覚障害は亜鉛不足の方も多いです。
サプリメントでも良くなる例はあります。

だって人類の進化の過程にこれだけ貢献してきた栄養ですから
そういうことあるはずなんです!

私がお伝えする、ヒーリングや健康情報を詳しくお知りになりたい方はこちらまでお問合せお願いします。

関連記事一覧