活性酸素も病気や老化の原因となる
活性酸素ってなに?
一昔前は、活性酸素って、酸素がイキイキするみたいなイメージの名前だから、体にいいんだよね?と言っている方もいました。
最近ではこの「活性酸素」の言葉もだいぶ浸透したことと思います。
ですがアメリカでは1950年代から既に「活性酸素」が病気の主な原因になっていると言われていました。
では「活性酸素」とは、なんでしょうか?
いったいどのように体に悪いのでしょうか?
細胞が傷ついていく
「活性酸素」が体に有害なのは、その酸化力が強く、細胞の中をその強い酸化力で傷つけてしまうからです。
私たちの体はたくさんの小さいな細胞でできています。
その細胞はそれよりも小さい分子でできていて、その分子はもっと小さい原子でできています。
原子の中には陽子と中性子という核があり、その周りを電子がとりまいています。
私たちが生きて呼吸するだけで、体に取り入れた酸素の電子がどうしても自然に一つ外れてしまいます。
電子が一つ欠けてしまった酸素原子は不安定な状態になって、体の中をまわりながら他の細胞から電子を奪っていくのです。
奪われた電子はまたそれを繰り返していき、連鎖反応が起きていきます。
そして健康な細胞が傷つきダメージを受けていくのです。
体の中をさびさせる「活性酸素」
この「活性酸素」による傷を「錆び」に例えて、体が錆びついてしまうから老化するとよくたとえで、言われます。
金属が錆びるのも酸化現象なので、そのように言われるようです。
リンゴの切り口も酸素に触れて赤く、茶色くなっていくように、体の中の内臓、血管など全ての細胞を破壊し始めます。
それが遺伝子にまで影響を与え、体の中に異常細胞やがん細胞を作り出してしまいます。
ミトコンドリアは生きるために必要なエネルギーも作り出すが、体に有害な「活性酸素」も作り出しているのです。
それが病気の原因であり、老化の原因でもあるのです。
老化や病気を止めるもの
私たちは生命進化の中で、生きるために必要なエネルギーを作るのに酸素を選びました。
その時から、同時に体を錆びさせる「活性酸素」も副産物として作られ、それが老いに向かうことになったなんて、先祖を恨んでしまいそうですね。
でも大丈夫です。
リンゴの変色を塩水やレモンで止めるように、私たちには自然の食べ物があります。
緑黄色野菜やかんきつ類などは、ビタミンA,C,E,フラボノイド、葉酸などは、与えやすいたくさんの電子をもっているので、酸化を止めてくれるのです。
あと水素が良いです。
水素の構造上、活性酸素と結びつき、水に変えてくれます。
ただし、その摂り方など、栄養も、水素も詳しい説明と、取り扱い方が重要になってきます。
その説明は病気の原因をあといくつか書いてから、書いていきたいと思います。