女性たちが去るのがわからない人達
仕事を辞めて世話をしろという父親
知人から電話があり、
「もうわたしどうしたらいいのか。。」
「どうしたの?」と理由を聞くと
「兄も弟もいるのに、わたしは嫁いでいるのに、嫁ぎ先の義母のお世話もあり、
夫も病気があるので夫の通院もお世話したりして忙しいのに、
そんなわたしに、仕事も辞めて自分の世話をしろ」
と怒りながら父が電話をしてくるという。
「えー!!」驚くわたし。
聞けば兄にはいろいろラインしても何の返事もない。
お嫁さんもいるが何も言ってこない。
この女性、義母さんのお世話したり、病院の通院に11月も4回行き、
他にもご主人の病気の通院、自分の仕事で本当にいっぱいいっぱいなのは
以前から知っていました。
古い古い考え方
父親はどうしてそんな彼女に、仕事を辞めて世話しろとまで命令するのでしょうか。
もう古い、古い時代の産物としか言えないです。
でもきっとこういうことは全国、いろいろな地域、田舎で起きている問題ではないかと思います。
兄嫁も、弟の嫁も、男性はお嫁さんのほうが強くなってきているから、
この方の場合も、兄も弟も全く頼りないのも原因です。
でもやっぱり、男性が、女性をただ働きの家事労働に使おうとする
古い古い体質が大きな要因です。
長男にも次男にも同様に頼めばいいのにそれそしないのはおかしい。
この95歳のお父さん、彼女が何を言ってもダメのようです。
今更考えを変えられない。
お父さんがいくら言ってきても、
自分ばかりが負担しないよう、長男、次男とちゃんと
役割分担しないとならないですよね。
地方の女性に対する偏見が酷い
でもこれからの時代、わたしたちの年代は介護が関わってくるから
そこを女性だからとか、家事でも何でも押し付けられたら、
たまったものではないですね。
子ども達の、兄弟達のちゃんとした話し合いが必要ですね。
でも本当にこれでは、女性たちが地方からいなくなってしまうのも
わかる気がします。
今、この問題、特に若い女性たちが地方からどんどん流出していると
大きく取り上げられていますね。
地方ほど女性は家にいるもの、
女性は仕事もするなら家事もするもの、
女性は会社ではお茶くみもする、
女性は結婚したら仕事をやめるもの、
介護は娘がやるか、長男の嫁がやるもの、
という化石時代の常識というか多数の意見がまだ通用していることに驚きます。
それって、わたしの若いころでも、都会ではそんなことはなくなっていたのに。。
あれから40年近く経ち、まだ地方ではそんなことがまかり通っていたんだと
ただただ驚きます。
地方の女性に対する偏見が酷すぎます。
男女平等が無さ過ぎる
以前、地方都市の
「若い女性が都会に流出」が止まらないというニュースに基づいて
ブログを書きましたが、その中で若い女性の言葉
「東京は令和の時代だとしたら、地方は江戸時代!」
がうんうんとよくわかります。
地方を馬鹿にするわけではないですが、女性たちに対する男性の考え方、
態度が変わらないと、やはり田舎者になってしまうと思います。
地方には美しい自然がいっぱいで、子供を育てるなら田舎がいいよねとか
田舎の朴訥とした良さもたくさんたくさんあります。
地方に留まってほしいと地方の行政はいろいろ策を練っているようですが
子ども用の遊具施設を良くしたり、子育てをしやすい環境を整えていますが
空振りに終わっているとニュースでは言っていました。
だって、問題はそこではないのです。
男女平等がないからです。
日本国憲法は、第14条においてすべての国民が法の下に平等であって、
政治的、経済的 又は社会的関係において性別により差別してはならないとする
が全く守られていないからですね。
世界でもそういう国はまだまだ多く、女性たちの受難は続きます。
平等は、本当は一人一人が愛の心をもっていれば、
成し遂げられていくものなんだと思いますが、
まだまだ人間は愛が不足している人が多いのだと今日もしみじみと思いました。
愛に満たされた人が増える世界になることを願っています。
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