12歳の男の子が数時間で逆立ちが出来た!

体の歪み

逆立ちをしたい男の子の願い

その男の子がやってきたのは数時間前。
小学生かなと思ったら、中学1年生。
子供が持っている独特でキラキラした純粋な目がとてもキレイだった。

お母さんに連れられてやってきたその子の願いは、来週の土日にある運動会での倒立ができるようになりたいとのこと。

私がやっている運動療法チームの、参加費500円の自主トレに参加してのことです。
その子は空手を習っているようですが、現代の子供の多くがそうであるように、体のあちこちが固い。
固すぎる。
言ってはなんだが、エクササイズをさせても、まともな形に中々ならない。
それでも、エクササイズの形を作らせていくことで、眠っていた筋肉が動き出すから、筋肉って不思議で面白い。

凄い!数時間後にはエクササイズも形が様になっているのです。

ハイハイや四つん這いをしてこないと逆立ちはできない

私達がやったことは、いつもの通りのエクササイズをしながら、時折その子に倒立させ、補助し、励ましただけ。
いつも通りのエクササイズに加えてやったことは、アニマルの動き。
熊やサソリ、チーターなど動物の動きは四つん這いが多い。

四つん這いって、赤ちゃんをみるとわかりますが、ハイハイができるようになった後しばらくやっていますよね。

この赤ちゃんが立つまでの動きの過程って、実はすごく大事な過程です。
ハイハイや四つん這いの動きはとても大事なんです。

この過程の中で、やがて立って生活できるようになる際に必要な筋肉を作り、その筋肉の動きを習得しているのです。
だからエクササイズではハイハイ、ズリ這いのような動きもしてもらうことがあります。
だって折角取得した筋肉が眠ってしまっているのだから。

そういった人間が成長していく上で折角習得したのに、使わないでいるから眠らせてしまっている筋肉はたくさんあります。
その様な筋肉も眠りから覚まさせ、起こすことができます。

ハイハイ

逆立ちに必要な筋肉が眠ってしまっている

眠ってしまう筋肉の謎は、それは人類の歴史をみると一目瞭然なんです。
霊長類の進化の歴史は8500万年前に始まったとされていますが、その進化の過程で使ってきた長い長い記憶のDNAが筋肉にもあるはずです。

木の上を登る筋肉、大草原を駆け逃げる筋肉、狩りをする筋肉、獲物を追う筋肉、そして徐々に生活は変化してきましたが、ここ数百年の生活様式の変化は今までになかったくらいの急激な大変化です。

筋肉だって一気に使われなくなって、びっくりして、どうしたらいいのかわからないまま眠りについてしまったのだと思います。

文明の発達と共に生活も一変しました。

車や電車の登場で人間は一気に歩かなくなりました。
ここ数十年の間ですら、パソコンやスマホ、洋式トイレの普及で一気に使わない筋肉が増えました。

本当にこれは怖いことでもあります。

逆立ちに必要な筋肉を目覚めさせる

使わない筋肉が増えると、筋肉は柔軟性を失い、縮み固まってしまいます。
そうなると、骨は筋肉にくっついているのですから、骨の位置もずれますね。

また筋肉は体の中で繋がっているのですから、ある部分だけ固くなってしまうと、他の筋肉の仕事が増えて、負担が増えていき、やがては痛みに繋がってしまったりします。

逆立ちが数時間でできた少年だって、使わない筋肉が多く、そして歪んでいたので、このままいったら若いのに痛みが出てきていたかもしれません。

ですから、体を正しく動かすエクササイズの重要性が叫ばれています。

まずはハイハイや、四つん這いの動きをやってみるのがお勧めです。
そして、肩なら肩だけでなく、体全体を満遍なく動かすのも大切です。

12歳の男の子がやったエクササイズなどの情報を詳しくお知りになりたい方はこちらまでお問合せお願いします。

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