女性達はまた太陽になれる時代

女性は太陽、平塚らいてう、太陽になれる
女性性の開放

原始、女性は実に太陽だった

『元始、女性は実に太陽であった。
真正の人であった。

今、女性は月である。
他に依って生き、他の光によって輝く、病人のやうな青白い顔の月である。

私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ』

これは平塚らいてうの有名な言葉ですね。

魂が震えるような言葉、私はいつも元気をもらいます。

1911年、平塚らいてうは女性による女性のための初の文芸誌『青鞜』の創刊に踏み切ります。
平塚らいてうは25歳の時でした。

『青踏』創刊号の巻頭文が、平塚らいてうが書いた『元始、女性は実に太陽であった』です。

女性たち、太陽になれる、平塚らいてう

女性は太陽の性質を兼ね備えている

平塚らいてうの活動は、「婦人解放運動」を超え、女性の、人間として自我の目覚め、「自由解放運動」でもあります。

これらの言葉は何度聞いても、誇り高く、勇気や希望を頂ける言葉だと思います。
そのように感想を書いている女性たちもたくさん見かけます。

現代を生きる私や女性たちがそう思うのは、平塚らいてう達が勇気をもって、投げかけたものがまだ満たされず、それは多くの女性たちがいまだ、自由でないということなのです。

真正とは、生まれながらの性質。天性。

つまりは、女性は生まれながら、太陽の性質を兼ね備えているのです。
明るくて強くて、しなやかで、したたかで、いつも笑って、燃えている!
それが本当の女性なのです。

でもそれは原始のことだった。
いったいいつ頃までそうだったのでしょうか。

いつから太陽でなくなったのでしょうか。

詳しく言いきれませんが、戦争や明治時代以降の家父長制度も大きく関係していると思います。

家父長制度や戦争のもたらしたもの

父系の家族制度において、家長が絶対的な家長権によって家族員を支配・統率する。
このような原理に基づく社会の支配。
妻は母は起きるのは誰よりも早く、寝るのは誰よりも遅く、お風呂も最後。
ご飯もすみで食べたり。。

父の言ったことは絶対。
妻は夫の影を踏んで歩かない。

女性は勉強などしなくていい。
結婚相手は親が決める。

女性は長い間、かなりかなり虐げられていました。
長男以外の男性も虐げられていました。

それは昔の時代でしょ?
とんでもない。
今でも多くの女性が、一部の男性が、誰かに馬鹿にされ、虐げられています。
通り魔に襲われるのは、女性や、老人や子供。

確かに女性は強くなりましたが、まだまだ女性や弱いと思ったものを虐げたり、上から目線の人はたくさんいます。

「あんた、強い男性にはそういう態度しないでしょ!」という男性たちをその辺でもよく見かけます。

時代に乗って太陽の遺伝子を発揮させていく

でもそれよりも何よりも、それを当たり前のように、自分は弱い立場だと受け容れてしまっている女性たちに目覚めてほしいのです。

あなたは毎日毎日、子育てと家事と仕事に追われて、自分を見失っていませんか?
夫に「手伝って」の一言も言えずに、そんなことを言って争いになるのなら、
一人でやったほうが早いと思い、一人で抱えて苦しんでいませんか?

自分さえ我慢すればいい。

自分が犠牲になって家族がうまくいくのならと自分の気持ちを飲み込んで、
ずっとそのまま生きてきてしまっていませんか?
夫との間の乾いた生活。
先の事を考えたら空しくなって、涙さえも出てこない。

もうそんな阿保らしいことは投げ出して、まずは愛をもって家族に伝えましょう。
自分の気持ちを話すのです。
一人でやるのが大変だったら、伝えることから始めるのです。
そんな当たり前のことを一つ一つやっていきましょう。

本当に自分は何をしたいのか、このままで終わりたくないなら、どうしたらいいのか創造するのです。

女性たちにはその力があります。
だって、女性は太陽という遺伝子をもっているのだから。

そして、嬉しいことに時代がそういう方向に向かっているのです。
今までの物質の時代から、これからは生き方、在り方、高い精神性に向かっていく時代となってきています。
これは多くの人が言っていますし、私も感じます。

それに乗るのは今です!

そして、それぞれの女性がみずからの心の奥底に潜む「天才」を、完全に発揮することが、「真正の人」となることでしょう。

「自由解放」に向けてどんどん、心も体も魂も元気になっていきましょう!
私もまだまだです。
一緒に向かっていきましょう!

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