風水を最もよく表しているという茶道の世界
風水を最もよく表している茶道
茶道、華道、弓道、書道、柔道、剣道、道のつくものは気の流れを
考えられているか、気に関係していると言われています。
オイゲンヘルゲン氏の「弓と禅」に感銘を受けているわたしは
弓道のことをよく書いていますが、今日は茶道に注目です。
特に茶道は、風水を最もよく表していると、
風水師、金寄泰衍(かなよりたいえん)先生が以前おっしゃっていました。
わたしは金寄泰衍先生(以前は金寄靖水氏のお名前で、現在改名されています)のところで、
しばらく風水講座などを学んでいたことがあります。
また金寄先生には、私の以前の家に来ていただき、
風水で整えて頂いたのも懐かしいです。
その時先生は、茶道は“氣”のやりとり、“陰”と“陽”でできている!と
おっしゃってしました。
陰陽五行説
ある裏千家の方が書いていましたが、
茶の湯の空間は陰陽五行思想に基づいて構築されており、
その空間は大宇宙の凝縮された小宇宙であると考えられているようです。
「陰陽五行説」は古代中国の哲学で、
「陰陽説」と「五行説」という二つの説が合わさってできた考え方です。
この世の中の一切の万物は陰陽の二つの気によって生じ、
木・火・土・金・水の五行に配当されるという思想で、
宇宙にはこの五つの気が絶えず循環しているとされています。
例えば、茶道の風炉釜にも陰陽五行説が表されていると言います。
陰陽五行説の五行とは「木」「火」「土」「金」「水」です。
それが例えば、風炉釜に表されていると言います。
全体は「金」属で鋳造され、釜の中に「水」、風炉の中には「火」と「土」
風は「木」だそうです。
こうしてみると本当にそうだなあと思います。
茶道は小宇宙
初釜などでお茶を点てて頂き、飲むときに、お茶碗をまわして飲みますが
スピリチュアル的に言うと、それは未来を飲んでいると言われています。
茶道はやはり小宇宙なのかもしれません。
水一つとっても、金寄先生は、
水には「発生・伝達・現象の三つのはたらきがある」と言われています。
お茶を点てるときの水は重要ですが、発生、伝達、現象の働きがあるのなら
やはりお茶も何かを伝えていると思うのです。
ちなみに火は「思いや想い」 風は「伝達」を表しています。
利休七則の素晴らしい教え
千利休が「茶の湯の極意とは」と弟子に問われたときに答えたという
「七つの教え」は有名ですね。
「利休七則」と呼ばれ、お茶だけでなく、相手を思いやる心、おもてなしの
極意は、いろいろなシーンでも大切なのでこちらも紹介します。
1.茶は服のよきように
「服のよきように」は飲む人にとってよい加減であるということだそうです。
自分の理想やし好を押し付けずに、飲む人がどんなお茶を点てると喜ぶかに
気を配りなさいという意味
2.炭は湯の沸くように
炭の置き方が悪いと湯は沸きません。準備の大切さを説いています。
3.夏は涼しく冬暖かに
相手に心地よい空間を提供しなさい。茶道では夏はガラスのお茶椀、冬
は抹茶が冷めにくい筒茶碗を用いています。
4.花は野にあるように
余計な枝や葉は省き、野に咲く花を思わせるように生けなさい。
これは物事の本質を追求しなさいの例え。
5.刻限は早めに
定められた刻限は守るのはもちろん、時間に余裕をもって行動することは
丁寧におもてなしをすることができます。
6.降らずとも雨の用意
お客様をお迎えするにあたって不測の状態の備えもしっかりすることで、相手
に余計な心配をさせずに済みます。
7.相客にせよ
同席したお客様(相客)に気を配りなさい(心せよ)の意味。
これはゲスト同士も互いに配慮しあうことで、和やかな茶席になることを
表しています。
わたしは4番と7番が響きます。
4番はわたしは自然の美しさ、宇宙の美しさのことを言っているようにも感じます。
また7番は素晴らしいと思います。調和を表しているのではないかと思います。
調和はそこにいる人みなの心が一つになるので、素晴らしい空間が生まれることと思います。
わたしは茶道は、ガールスカウトのお手伝いでたまたまご縁があり、
ある茶道の先生から素晴らしい世界を垣間見させて頂きましたが
だからそんなに詳しくはないのですが、茶道は素晴らしい気の道だと思います。
日本人は気を活用した道の世界を昔から築いてきましたが、道の世界には
日本人の魂が表れていると強く思いますし、
道は日本人の誇りの一つだと思います。
私がお伝えする、ヒーリングや健康情報を詳しくお知りになりたい方はこちらまでお問合せお願いします。
https://1lejend.com/stepmail/kd.php?no=aEvdvbGg