肩こりは肩の筋肉だけが原因ではない
肩もみや肩とんとんは肩に効くのか?
先日は肩の役割から考える「肩に良い心のエクササイズ」を書きました。
今回は「肩こりに良い体のエクササイズ」を書いてみます。
文字でエクササイズを書いていきたいと思います。
ですがエクササイズ自体は「肩に良い体のエクササイズ」明日以降の掲載になります。
なぜなら、このエクササイズをする意味を理解してから、エクササイズをやって頂いたほうが良いからです。
なぜ肩なのに、こんなエクササイズを?と半身半疑な気持ちでやっているよりは、なるほどねーという気持ちでやったほうが効きが違うからです。
それだけ心と体は繋がっています。
今日は心ではなく、体の構造面からみての理解を深めて頂きたく書いてみます。
肩はたたいたり、もむよりも。。
さて肩こりというと、先日も書いたように、母の日のプレゼントとして、おこずかいの少ない子供は、「肩たたき券」などというものを作って、お母さんにプレゼントしたりします。
肩をたたいて、お母さんの凝った肩を楽にしてあげたい子供の思いやりの気持ちの表れですね。
また美容院に行けば、「肩凝っていますね」と言われて肩をもんでくれます。
ですが、果たしてそれらの直接肩へ働きかける行為は肩に効いているのでしょうか?
私は肩こりに肩をたたいたり、もむのはお勧めしていません。
なぜなら、肩凝りは肩だけの問題だと思っていないからです。
前回も書きましたように、心からも来ています。
頭の中でやらなければならないことが多くなると、そこの近くの気の流れ、血液の流れが悪くなります。
それもかなりあります。
ですが、私のもう一つのとらえ方として、運動不足改善のための筋肉を重視しています。
筋肉は水分を貯めたり、血液を送ったり、たくさんの役割をしています。
肩だけを見ない
更には筋肉は様々な筋肉と繋がっているというユニット性の特徴があります。
私はそこに着目しています。
肩に集中している筋肉はたくさんあります。
ですが、その肩にある筋肉をほぐすのにはどうしたらいいのでしょうか?
そこをたたいたり、もむのでしょうか。
私は美容院などではいつもやんわりとお断りしています。
なぜならその肩にある筋肉は繋がっているから。
そこだけ何とかすればいいってもんじゃないのです。
肩という部分だけを見るのではなく、大きくみる
例えばある筋肉は頭の後ろから首の頸椎、肩を通り、背骨の真ん中近くまで繋がっています。
僧帽筋といいますが、僧帽筋は重いものを持つときに肩甲骨が下に下がるのを防ぎます。
ここを動かすと肩こりが緩和されたり、緩みます。
ですが、その僧帽筋の上にも下にも別の働きをする筋肉が少しずつ幾重にも重なったりしています。
その少しずつ重なっている筋肉の、ある筋肉は腰骨まで続いていたり、背中の広大な部分を覆っていたり。。
それらの動きまで考えて体を動かすことが大事なんです。
「木を見て森を見ず」のように、全体を見る、大きく見ることで根本解決に繋げていきます。
ですので、私の推奨する肩凝りに良いエクササイズの一つとしてなんでこれが?
と思うものがあるかもしれませんが、まずはできれば明日掲載しますのでやってみてください。