オリンピック選手にみる、ゾーンに入る行動
カーリング女子のゾーン
北京オリンピックが終わりました。皆さんはご覧になったでしょうか?
私はほとんどみれなかったですが、カーリング女子はみました。
特に日本代表女子チームのロコ・ソラーレ
の活躍には今回もいろいろな意味で、気づきがいっぱいでした。
先ず、日本女子はゾーンに入っていたなあと思います。
ゾーンに入る時と言うのは、好きなものだから一生懸命に一生懸命に
そのことに集中している時に起きてきます。
その時には、どんどん良いことが向こうから起きてきます。
オリンピック予選リーグ最終戦の時もそうです。
日本は16日までに8試合を終えて5勝3敗で、
17日にスイスとの試合に勝てば準決勝進出が決まる状況でした。
しかし、敗れたのです。
しかーし!最終戦でスイスに敗れたことに、
悔し涙を流しながら、ミックスゾーンで
インタビューを受けている最中に、コーチから
「4位だよ」と準決勝進出が決まったことを知らされます。
途端に、選手たちのくやし涙が、嬉し涙に変わります。
私はそこも見ていましたが、ドラマだなあと思いました。
カーリングにはこういうことはありますが、
それでも日本女子はゾーンに入っているからではないかなと思えてしまいます。
ロコ・ソラーレのゾーンに入る行動
もちろん、どこの国も一生懸命ですが、
日本代表のロコ・ソラーレは特に面白いことを
していました。
それは、日本代表に選ばれるときから始まっていました。
2021年2月の日本選手権で2連覇を達成すれば、
ロコ・ソラーレは北京オリンピックの日本代表に、
すんなりとなれたのですが、強豪、北海道銀行に敗れます。
そのため、2021年9月に、代表決定戦にのぞみました。
先に3勝したチームが北京オリンピックに行けます。
3日間で最大5試合が行われるこの決定戦で
ロコ・ソラーレは、チャンスをつかみながらも
流れが悪い試合展開となり、2連敗をしてしまいます。
もう後がないのです。
でもそこでしたことが、とてもユニークで
ゾーンに入ったんだなあと思わせます。
休憩中に、皆で考えます。
自分たちは頑張っているよね。
でも今、こうなっているのは、運がないだけなんだ。
その運を上げるのにはどうしたらいいか?
そうだ、検索しよう。
そこで運を上げる方法をたくさん検索します。
その中に、
感情を出したほうがいい
というのがあったようです。
そこで人間としての自然の喜怒哀楽を全部出そうと話し合って、
思い切り出していったそうです。
選手の中には、今迄出していなかったことに気づき、
一生懸命出し始めた選手もいるようです。
「全力で、感情を出してプレーしよう」
このことばをきっかけに、連敗をしたのは運が悪かっただけ、
運が悪いのはしかたない。
自分たちらしさは失わずに感情を出し切っていこう。
そんな前向きな気持ちになっていたそうです。
まさしくゾーンで巻き返していったのですね。
そして日本代表、オリンピック銀メダルへと
導かれていったのです。
なんか面白いし、ワクワクします!
ジェニファー・ジョーンズ選手の子供たちに向けた言葉
どの種目でも、どの選手達も、頑張ってこられた姿や言葉は多くの人に勇気や元気を与えます。
そしてそのストーリーも素晴らしいですね。
同じカーリング女子のカナダのジェニファー・ジョーンズ選手の言葉も最高です。
47歳の年齢に対してのインタビューに対して答えた内容です。
「いつも年齢はただの数字だと信じています。
私たちの能力・可能性・偉業を定義するものじゃありません。
47歳だけど、まだ30歳のように感じるし、身体的にも精神的にもまだ若いわよ」
そして、決勝に進出出来なかった時の彼女の言葉は、
「私たちの子どもたちに勝利がすべてじゃないことを見せられたことを願う。
自分のベストに向かって努力すること、
夢を大きく抱き、後悔することなくそれを追い求めること」
この方も、きっとゾーンに何度も入って頑張って成績を残して
来られたのでしょうね。
だからこその若い世代に向けた素晴らしい言葉ですね。
仲間で助け合って創り出した運気アップ
カーリングは、何手も先を読み、対戦相手の出方をうかがいながら、
ハウスと呼ばれるところに向かって繰り返しストーンを押し出します。
その戦略性の高さから『氷上のチェス』とも称されているそうです。
ただ、チェスとは大きく異なるのは、チームで動いているところです。
仲間の絆に支えられ、みんなで勝ち取った銀メダル。
大きな大会でも、仲間がいるからこそ、皆で助け合って
自然な感情を出していくことができ、
その自然な感情が熱意になり、運も上げたのかもしれませんね。
まさに助け合って、仲間みんなで創り出した運気アップとも
言えますね。
チーム、ロコ・ソラーレにもジェニファー・ジョーンズ選手にも
前回大会で日本に負け、今回金メダルをとったイギリスにも
また他の種目の多くの選手達にも学ぶべきところ、多々ある大会
だったと思います。
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