自分の持つ女性性の力にすべて感謝!
衝撃的だった小学5年生の夏
私が初めて女性というものを意識したのは、小学5年生の夏に生理になった時から。
その時は嫌で嫌で、周りの友達はまだみんななくて、なんで私だけ?という思いがありました。
ずっと子供でいたかったのに、なんでこんなことに?とがっかりしたのを覚えています。
しかも私は夏だけ開催の水泳部に、前年の4年生から入って頑張っていました。
4年生の時は、毎日休まずに参加していました。
4年生の時、その時の水泳部の顧問でもあり、担任が、一番頑張ったのは私だとみんなの前でほめてくれたので、4年生の夏は超楽しい良い思い出となっていました。
それでやる気満々で、今年も頑張ろう!と5年生の夏も水泳部に申し込んだのに。
なんと5年生の夏は生理のために2日くらいしか水泳部に参加できなくなりました。
夏休みが終わって学校に投稿した途端、4年生の時と同じ担任の男の先生に廊下でつかまりました。
「なんで水泳部に参加しなかったんだ?」とさぼっているかのように言われました。
返事もなんて言ったらいいのかわからず、泣きたかったです。
そして私の中では、折角の待ちに待った夏休みが、海でもプールでも泳げず、台無しになったのも悲しかったです。
でも妹のために家族と一緒に海に行き、私は泳げず海を見ているだけで、生理になったこと(=女性になったこと)が本当に嫌でした。
生理不順の小学生
でも生理って、普通は4日~1週間くらいですよね。
夏休みが台無しになった理由は、はじめての生理が20日以上続いたからです。
そのため、心配した母親と産婦人科にまで行く羽目に。
婦人科なんて自分が生まれた時、妹が生まれた時、覚えていない時に行ったくらいです。
なんでこんなところへとドキドキしたのも覚えています。
その時の医師はただ問診だけで、あっさり「20日?大丈夫。問題ない!」と言ってくれたのが救いでした。
でもこんな風に私の生理は、ひと夏をつまらないものにしてしまったのです。
そして何の知識もない子供にとっては、嫌なものでしかなかったのです。
あの当時、まだ学校でも大した教育もなかったです。
修学旅行の時だけ、ピルのようなものがある話をしていましたが、私は生理に関しての話には何の関心も持たない子供になっていました。
生理は嫌なものではない
そういった思いがあったからでしょうか。
生理は私の中で嫌なものになってしまいました。
体の大事な機能なのに、そんな風に思ってしまい、悪いことをしてしまったと今では体に謝りたいです。
思春期はなんなく過ごせましたが、その後20代の終わりに卵巣腫瘍になり、手術をすることになったのも、この生理になったときの私の気持ちが大きかったのではないかと思うのです。
その後、大学時代、住み込みで新聞配達や集金を4年間毎日やって体を冷やしたり、食生活が本当にひどいものになってしまったのも大きな要因です。
ですが、どこかで自分の女性を否定しているような、心の思い込みみたいなものもあったのではないかと、心と体の勉強をするにつれ、体に対して感謝の気持ちを取り戻したいと強く思うようになりました。
自分が持っているものにすべて感謝!
生理に関してのトラブルや、婦人科系のトラブルがあることは、その人が自分の「女性性」を受け容れていないということを示しているようです。
思春期以降の女性は、女性として自分のモデルとなっている母親を受け容れていないこともあったりします。
それはなぜかというと、女性というのがあまりにも規律に縛られていて大変だからです。
そんな母親を見て、規律に縛られたくないと、心のどこかで思っているのです。
フランス語ではなんと、規律の意味が生理の意味だったりします。
時には生理を汚いもの、病気だと家族間に伝わってきた俗説も生み出されています。
長い間、女性たちは生理という体にとって大事な機能さえも、虐げられてきたのです。
でもそれも現代では思い込みの可能性が大なのです。
女性たちが本来持っている素晴らしい力を出していい時代になってきています!
どうか女性たちよ、自分の持っているものを一つも否定することなく、すべて感謝して進んでいけますように!
かつて、生理に嫌悪してしまった私も懺悔の気持ちで多くの女性たちの幸せを願います。