働くという事

心、体、魂の健康

勤労感謝の日

今日11月23日というと勤労感謝の日ですね。

勤労感謝の日は、わたしが子供の頃からありました。
祝日で休めるのが嬉しかったのを覚えています。

「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨として
制定されたようです。

日本では古くから、天皇が新穀などの収穫物を神々に供えて感謝し、
自らも食する「新嘗祭」(にいなめさい)という祭事が行われてきました。

そういったものからの続きみたいな感じで制定されたのでしょうか。

わたしは新嘗祭は大切なものだと思っています。

古くから、日本各地に五穀の収穫を祝う風習があったのも、
食は古の人にとって命を繋ぐ大切なものですから、
無事に収穫を願う行事は必要不可欠なものだったと思います。

また現代は、飽食の時代と言われて久しくはありますが、
今、世界情勢にしても多方面で先行き不透明な時代に突入しています。

ですので、こういった風習、行事はこれからも大事なものではないかと思っています。

傍を楽にする

ところで働くとはなんでしょうか?

日本では、働く(はたらく)とは、傍(はた)を楽(らくにする)、
つまり、自分以外の誰かを楽にすることであり、

自分以外の誰かを幸せにすることであると語り継がれてきています。

英語の働く(work)や労働(labor)という言葉には、
「苦役」という意味が含まれているが、日本は違うなど言う人もいます。

確かに日本人の良さとしては、
そばにいる人の為に自分が一生懸命に働くというのがあります。

でも「亭主元気で留守がいい」なんていう言葉が流行ったりして、

世の男性陣はそんなことを聞くと、一体働くって何だろうと思わず言ってしまうと思います。

ですが最近は婦共働きが当たり前になっていますので、
そういう言葉も消えつつあります。

田坂広志さんは著書の中で、
日本における「働く」や「仕事」には、他人も幸せにするが、
自己完成という修養的な意味合いも強く感じます。

と書いています。

人は仕事を通してしか自分を磨くことができない

確かにそうですね。

働くということは、周りを幸せにしたり、楽にする以外に、自分の鍛錬にもなっていくのです。

わたしも以前、ブログ「趣味で人は磨かれない」に書きましたが

人は仕事を通してしか自分を磨くことはできないと多くの先達は言います。

趣味も仕事ほどの本気になればまた違ってくるかもしれません。

自分は仕事と言えるものがないわという主婦の方でも、趣味が仕事ほどの
本気になれば違いますし、

趣味はなくても、自分は家庭というものを自分を磨く場と考えて本気で
誠心誠意やっていたらそれもまた仕事と同じかもしれません。

だって主婦の仕事もちゃんとやったらかなりの重労働です。

仕事というのは、働くということは、自分の人生の大切な時間を
多く使うということです。

命の時間を使うのですね。

そうであれば本気になっていくはずです。

仕事を通して自分の人生が磨かれていくのだと思います。
そう思うと働くというのは素晴らしいことなのかもしれません。

資本主義の世界に生きているのだから

でも多くの人が一生懸命に働いても働いても、
生活のためにいっぱいいっぱいになっているのもまた事実です。

皆さん、将来が心配だと老弱男女、口を揃えて言います。

そのような中、どうしたら自分を磨いていけるのか。

ところで、わたし達が忘れてしまっている大切なことがあります。

わたし達が生きている世界は何かということです。

わたしがいつも言う、この世界は自分で作っているというのは置いておきます。

作ったにせよ、身を置いている世界が何なのかを思い出してほしいのですが

それは資本主義の世界にわたし達は住んでいるということです。

日本人なら全員そうです。

知っていましたでしょうか?

資本主義では働いたら負けなんです。

誰もこんなこと教えてくれませんよね。

でも資本主義では資本を増やす社会の構造、仕組みになっているから
資本主義なんです。

そのルールに則っていくと、あくせく働いていても
資本主義で生きていくのは大変なんです。

働いても働いても中々暮らしが楽にならないのです。

つまりは、資本を増やさないとならないのです。

それにはどうしたらよいか?

簡単にいいますと

労働で苦しんでいたなら、労働しながらも、少しでも余った分を
地道な投資に回すのが良いです。

資本主義社会なのですから、資本をいかに増やすかが大事だからです。

無茶な大金を使って、短期で儲けようなんていう投機に手を出せなんて絶対に言いません。

よく皆さん間違えるのが投機と投資の違い。
投機はお勧めしません。

地道にコツコツとやる投資と
無駄な買い物をしないでコツコツ残金を増やすのが良いのです。

この2つを並行してやっていくのがお勧めなんです。

しばらく最初は我慢は必要です。

でも先のことを心配しながら働いていては自分が可哀そうです。

先のことを少しでも安心できるようにしながら、
目の前の仕事を一生懸命やることをお勧めします。

これからの働き方は、今までとは違う働き方になっていくとわたしは思います。

自分の大事な命を何に使うか、本気で考えようと

それこそが自分を磨くことに繋がるのではないかと

勤労感謝の日に改めて思います。

私がお伝えする、ヒーリングや健康情報を詳しくお知りになりたい方はこちらまでお問合せお願いします。

関連記事一覧