命の危険がない飲み物がわかるわたしたち

女性の体の健康

冷たい飲み物が美味しい理由

テレビで、なぜ冷たい飲みものは美味しいのかというのをやっていました。
確かに、当たり前のように冷たい飲み物は特に夏などは美味しいと
思っていますが、理由迄考えたことがなかったです。

そこには、わたし達の脳と、命と進化とが関係していました。

そんな理由迄あったんだと驚きます。

結論はを先に言ってしまうと、
細菌が繁殖しにくい温度だから、冷たい飲み物を美味しいと感じるのだそうです。

東北大学の笹野高嗣名誉教授によると

冷たい飲みものが美味しいと感じる理由はいくつかあるが
理由1として、脳が真夏など暑い中、気温によって上がった体温を下げるために、脳が冷たい
飲み物は美味しいとぞーと感じさせている。

ふむふむ、脳がそうさせているのですね。
暑いからね。

命に危険のない飲み物

理由2はちょっと驚きです。

わたしたちの命を守るために、冷たい飲み物を美味しいと脳が感じさせている!
のだそうです。

またもや脳ですが、そこには、命を守るためがあったのです。

飲み物を美味しいと感じる温度は冷たい飲み物だと5度から11度C
温かい飲み物だと60度から70度C

どうして美味しいと感じる温度が存在しているかというと

命に危険のない飲み物を口にするよう
我々の脳にインプットされている可能性があるというのです。

なぜなら、

飲み物が美味しいと感じられる温度は
細菌がもっとも繁殖しにくい温度と一致するからだそうです。

確かに。

ちなみに最も細菌が繁殖する温度は体温に近い温度で30度から40度Cです。

細菌の繁殖

厚生労働省では、食品1グラムあたりに、細菌が10万個以上検出されると不衛生とされています。

煮だした麦茶を冷蔵庫(2度から5度C)と常温(30度C)で比べてみると

冷蔵庫に冷やしたものは8日経っても、細菌は増えないが
常温だと、1ミリℓあたり細菌の数は、1日経つと1万個になり、
1日半で不衛生ラインの10万個を超え
そこからぐんぐん増え2日経つとグ100万個を超え、4日で1000万個

麦茶は大麦が原料なので最近のエサとなる炭水化物が多く含まれているのが理由ではあります。

日本の水道水は塩素で菌の繁殖を抑えているが、長期保存すると塩素の力が弱まってしまって
常温だと菌が繁殖します。

東京都でも直射日光を避けて3日程度で菌が増えるので注意と言っています。

常温の水を美味しいと言ってしまうと、細菌が繁殖した水を飲むことになってしまう。
それによって病気の恐れが増えてしまうのですね。

我々は本能的に、生き延びるために、細菌の繁殖していないお水を美味しいと感じるように
進化したと考えられているわけですね。

人間の知恵、叡智なのかもしれませんね。

先人に感謝

ちなみに、同じ食べ物を食べていても、飲んでいても
甘味、苦み、うまみなども、それぞれの味覚は温度によって、美味しい、美味しくないと感じる
ようです。

味を感じるセンサーは、口の中の舌の味蕾にあるのはご存知の方も多いでしょう。

このセンサーは体温に近いと感度が高いく、機能を発揮します。

ですので、極端に冷たい飲み物や食べ物を口にすると、
冷たさで感度が落ち、味が鈍ってしまいます。

冷たい牛乳は美味しく飲めますが、
常温だとセンサーが敏感なので、少し雑味や生臭く感じる人もいるようにですね。

ただし、甘味、うまみ、苦みは冷たくしたほうが美味しいが、酸味と塩味は変わらず味がきついようです。

甘味、うまみ、苦みはGたんぱく質共役型受容体で、塩味と酸味はイオンチャンネル型受容体というセンサーで
味を感知するので、違いが出るそうです。

もしかしたら、酸味は腐った時に出やすいし、塩味は塩分の摂りすぎは良くないので、
そうなっているのかもしれないが解明はされていないそうです。

笹野先生いわく、習慣も関係するそうです。
例えば、日本ではビールを冷やして飲むのが美味しく感じるが、
西欧(ドイツ、イギリス等)では常温が美味しいと感じているのが習慣だそうです。

しかし、外国の人が日本で飲むと日本のほうが美味しいと言う方多いようです。
面白いですね。

とにかく人類の進化のお陰で、現代のわたし達は助かっているところが多々あるのですよね。

命の危険がない飲み物がわかるわたし達って凄いですね!!!

それはきっと困難がもたらしたあがきの上の、進化だったのかもしれません。

先人の叡智に感謝しつつ、わたしたちも困難を乗り越えて進化していかないとなりませんね。

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