女性が取り戻す我が太陽とは
男女平等格差が144か国中、110位の日本
私が大学を卒業し、新卒で入社した年、1987年は男女雇用機会均等法の年でした。
その会社で私ともう一人の同期の女性は、初の営業レディとして活動しました。
男性と同じように、飛び込みで営業もしましたし、ノルマもクリアするべく頑張ったりもしました。
男性の部下もついて、企業をまわっていたのは今では懐かしいです。
1987年以降、どんどん女性の進出は盛んになっていったとは思います。
それでもまだまだ女性の地位は世界から見ると低いと言われています。
各国の社会進出における男女格差を示す指標を「ジェンダーギャップ指数」と言います。
別名で言うと、「男女不平等格差」ともいわれます。
これがなんと日本は、2017年は144か国中114位、2018年は110位。
先進国の中でもあり得ない数字です。
目を疑いたくなります。
明治時代の話ではないのです。
この現代で、144か国114位とか110位だなんて、どうなっているのでしょうか。
女性に教育が必要ないという時代が長すぎたのか
「ジェンダーギャップ指数」は、経済活動や政治への参画度、教育水準、出生率や健康寿命などから算出されます。
日本の健康寿命などは女性のほうが高いですし、これに関しては大きな差がないので、それ以外が低いのでしょうか。
察するに、政治活動や政治への参画度、教育水準、出生率がかなり低いのでしょう。
今から100年前、家父長制度や上下関係が厳しい明治の頃に、日本の女性解放運動が起きたことは凄いことですが、それからあまり進歩がなかったのでしょうか。
それとも、平塚らいてう達が起こした、女性解放運動に至るまでに長年染みついた、男女格差を埋めるのに、この100年では足らなかったということでしょうか。
それまでの女子は教育を受けなくてもいい。
良妻賢母であれ。
といった時代が長く続いていました。
天才は男女の性別がない
女性には教育が必要ないということはどういうことでしょうか?
女性が学ぶことで、知識を身に着けたり、考えることを否定されていたということです。
これでは女性は、家事をしたり、子供を産むための道具だったとも言えかねません。
その中で、婦人運動のリーダー平塚らいてうは、女性による女性のための初の文芸誌『青鞜』を創刊をしました。
女性に教育必要なしの時代に、婦人問題を世に印象付けた月刊誌を発行したことは大きな出来事です。
その文芸誌『青鞜』の創刊にあたって書かれた、「元始、女性は太陽だった」は多くの人が知っている言葉だと思います。
創刊にあたってはかなり長文で、また禅に由来した言葉も多く、内容は難しいと言われています。
ですので私もすべてわかっているわけではないですが、私は「元始、女性は太陽だった」の後に
続く言葉の中で、今の時代を生きる私でも、心揺さぶられる言葉がいくつもあります。
「元始、女性は太陽であった。真正の人であった。今、女性は月である。他に依って生き、他の光によって輝く。病人のような蒼白い顔の月である。私共は隠されてしまった我が太陽をいまや取戻さねばならぬ」
私はこの中でとりわけ、「隠されてしまった我が太陽を取り戻す」の一文が特に好きです。
そして「天才は、男性にあらず、女性にあらず」
らいてうは、男性優位の社会構造を真正面から批判し、天才は男女の性別は関係ないと言っています。
今こそ女性は、解放され、その天才を発揮し、真の自由を勝ちとらなければならない、と宣言したのです。
自分から出る純粋な欲求
女性が取り戻すべき、我が太陽とはいったいどんなものなのでしょうか。
我が太陽だから、自分から光を発するものですよね。
月のように自分からは光ることができず、他に依存して生きるようなものではない。
自分から光を発することができるとしたら、それは本当の自分とも言えます。
自分から光を発するとしたら、それは自分の持っているものでしか出せない光なのですから。
本当の自分。
自分から光を発するとしたら、純粋な自分の欲求ともいえるかもしれません。
純粋な自分の欲求って、何でしょうか?
私は本来の自分が持っているものを輝かせたいということではないかと思うのです。
女性は本当は強いのです。
実は豪快なんです。
自ら光ることができるはずなんです。
失われたものを取り戻すのに、日本の女性は大変な思いを長らくしてきました。
が、このブログで何度も書いていますが、みなが光れる時代がきているのです。
それは物質にエネルギーがなくなってきたからです。
今までは、物を買って、家を買って、車を買って、海外に行き、物質的豊かさを多くの人が求めていました。
物質にエネルギーがあったからです。
ですが、今、物質にエネルギーがなくなってきたので、私たちが光っていかねばなりません。
精神的豊かさを求める人が増えてきていますね。
女性達や虐げられてきた人たちにチャンス到来なんです。
自分の純粋な欲求を求めていきましょう。
それには良い栄養、水、体操、睡眠などで体を作るのも大切です。
純粋な欲求を探すのに役立ちます。
ですから私はそのことをたくさんブログで書いています。
いずれエネルギーを使える時代になっていったら、それも必要なくなるかもしれません。
でも今は大事です!
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