眠っている筋肉を目覚めさせる方法──人間本来の動きを取り戻す力
わたし渡邉登代美は25年前に4度の手術後、半分寝たきりになった時に栄養不足と毒の溜まりすぎが病気の原因だったことを知りました。その後元気になり、健康アドバイザーとして24年、たくさんの人に関わっていく中で、健康に良いツールのサプリメント、抜けない水素水、波動療法、
運動療法、心理学療法、ヒーリングに出会いながら、時にはアメリカまで行って勉強しました。そして健康は一つの角度からだけでなく、様々な角度からのアプローチが必要と気づきました。
真の健康は心の健康、体の健康、魂の健康が揃ってこそだと思い、その大切さ、そのことを伝えるべくブログを書いています。
ですのでわたしのブログは心の健康、体の健康、魂の健康をテーマに書いています。
逆立ちをしたい少年の願い
その瞬間、眠っていた筋肉がふっと息を吹き返す。
「できない」は、体の記憶が眠っているだけなのかもしれません。
眠っている筋肉は、年齢にも経験にも関係なく、
正しい動きを与えられた瞬間に目覚める力を持っています。
その日、私の前に現れた12歳の男の子もそうでした。
母親に手を引かれてやってきた彼の願いは、来週の運動会で「倒立を成功させたい」というもの。
少し恥ずかしそうに笑うその瞳は、どこまでも澄んでいました。
最初は、手足の動きがバラバラで、体の軸が保てません。
現代の子どもたちは便利な生活の中で、使われない筋肉が多く、
体の一部がまるで眠っているようなのです。
けれど、エクササイズを繰り返すうちに、
少しずつ全身の筋肉の目覚めが始まりました。
姿勢を正し、呼吸を整え、体の中心に意識を向けた瞬間──彼の体がふっと軽くなりました。
数時間後、見事に逆立ちを決めたその姿に、周囲から驚きの声が上がりました。
筋肉を目覚めさせる方法とは、
努力や根性ではなく、「体が本来持つリズムを取り戻すこと」
体はいつでも応えてくれます。
私たちが忘れているのは、その“信頼の仕方”だけなのです。
ハイハイや四つん這いをしてこないと逆立ちはできない
人は立ち上がる前に、地面に近い場所で「体を学ぶ」。
ハイハイの中に、しなやかに生きる力のすべてが詰まっています。
ハイハイ運動の効果は、赤ちゃんの成長だけでなく、
大人が失った自然な動きを思い出す力にもなります。
四つん這いになり、手と足を交互に動かす――
この単純な動作の中に、人間が立ち上がるために必要な体幹バランスの秘密が隠されています。
赤ちゃんは、何度も転びながら、自分の体を知っていきます。
その過程で、肩・背中・腰・お腹など、全身の筋肉と神経が連携するようにプログラムされていくのです。
けれど私たちは、成長とともにこの学びを手放し、
眠っている筋肉を増やしてしまいました。
四つん這いの動きには、忘れられた筋肉を再教育する力があります。
それはただのトレーニングではなく、「体と心の対話」です。
肩や腰の痛みが軽くなるだけでなく、体の軸が通り、呼吸が深くなり、内側のリズムが整っていく。
ハイハイ運動を毎日数分取り入れるだけで、体がふっと楽になります。
手のひらと足裏で大地を感じるとき、私たちは無意識のうちに“生きる力”と再びつながるのです。
文明が筋肉を眠らせた──使われない筋肉の歴史
便利さの影で、私たちは「体を使う知性」を失っていった。
けれど、筋肉の中にはまだ──野生の記憶が残っています。
人間の筋肉には、はるか昔、木の上を渡り、
草原を駆け抜けていた頃の記憶が刻まれています。
枝にしがみつき、岩を登り、獲物を追いかけるために全身を使っていた時代――
そこには本能的な自然な動きがありました。
けれど文明が進むにつれ、私たちはその知恵を置き去りにしてきたのです。
車や電車が当たり前になり、机に座る時間が増え、スマホをのぞき込む姿勢で一日が終わる。
こうして使われない筋肉が増え、姿勢バランスは崩れ、
体の一部が徐々に眠っている筋肉へと変わっていきます。
便利さは、確かに生活を豊かにしましたが、同時に「動かす」という生命の営みを奪ってしまったのです。
筋肉を眠らせるとは、動かさないことで筋肉が自分の役割を忘れてしまうこと。
それはまるで、心の奥に眠った情熱のように、呼びかけを待っている状態なのかもしれません。
もう一度、体を動かしてみませんか。
階段をゆっくり上る、深く呼吸をする、腕を大きく伸ばす――
それだけで、筋肉はあなたを思い出します。
人間本来の動きを取り戻すことは、自分自身の生命力を呼び覚ますこと。
眠っていた筋肉が動き出すとき、人生もまた動き出すのです。
逆立ちに必要な筋肉を目覚めさせる
筋肉は命のメモリー。
動かすたびに、あなたの中の“生命のスイッチ”がカチリと入ります。
筋肉を目覚めさせる方法とは、力任せに鍛えることではなく、
眠っている筋肉をやさしく呼び覚まし、体の奥に眠る「正しい使い方」を思い出させることです。
それはまるで、長い冬を越えた大地が、春の光に誘われて芽吹くような再生のプロセスです。
倒立や逆立ちのような動作に必要なのは、腕の力だけではありません。
肩、背中、腹、足裏――すべてがつながり合う全身の連動こそが鍵なのです。
部分ではなく「ひとつの体」として動かすことで、体幹バランスが整い、
重力と調和しながら軽やかに支えられるようになります。
この体の再教育は、誰にでも始められます。
四つん這いやハイハイの動きを取り入れ、呼吸を深く意識しながら、
筋肉に「あなたはここにいるよ」と声をかけるように動かしてみてください。
ほんの数分でも、体の中に新しい風が通い始めます。
体を動かすことは、筋肉を“鍛える”ことではなく、“思い出す”こと。
自然な動きを取り戻せば、体は自ら整い、痛みも軽くなっていきます。
そして、動き始めた筋肉が心を励まし、あなた自身が再び軽やかに立ち上がる力へと変わるのです。
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